ここから本文です

BMW 7シリーズの魅力とは? メルセデスやレクサスにはない“らしさ”があった!(740d試乗記)

6/12(水) 21:11配信

GQ JAPAN

BMWのフラグシップ・サルーン、7シリーズのディーゼル・モデルに試乗した。マイナーチェンジモデル導入前ではあるものの、俄然、魅力的な1台であった。

【写真を見る】運転席もいいが、リアシートもイイ!

ビッグセダンで走りがいいなんて、ありえない!?

「ビッグセダンは、走りがいい」

そういうセオリーを聞いたことはあまりないかもしれないが、事実としては正鵠を射ているように思う。なぜなら、BMWセダンのトップ・オブ・ザ・レンジに位置する「7シリーズ」はその好例であるからだ。

試乗した「740d xDrive」は、全長5m超のボディに、パワフルなディーゼル・エンジンを搭載する。“ディーゼル”と聞くと、スポーツ・セダンを好むひとは、食指が動かないかもしれない。ところが、ほれぼれするような走りが味わえる。

心臓部は2992cc直列6気筒ディーゼル・ターボ・エンジンである。BMWの直列6気筒エンジンといえばガソリン・エンジンが有名だけれど、たとえディーゼルでも、スポーティカーづくりが企業のDNAに組み込まれているBMWの底力を味わえる。

特等席はドライバーズ・シート

680Nmもの最大トルクを1750rpmから発生する設定だけあって、たとえ2tを超える車両車重だろうと、重さを感じさせない。見えない巨人の大きな手で、ていねいに、そして力強く、うしろから押されているような加速感は、ちょっと味わえない感覚だ。

740dにはじめて乗ったのは2017年の秋だったと思う。そのとき、ディーゼルらしからぬ繊細な回転マナーと、同時にガソリン・エンジンとは異なる太い低速トルクという、いいとこどりの組み合わせに感心した記憶がある。あらためて試乗した740dは、その記憶よりさらに磨きがかかった印象だ。

市街地ではウルトラ・スムーズな発進をみせるし、高速ではすこぶる快適だ。そしてもうひとつ、740dが能力を発揮するのがワインディングロードである。ステアリングホイールに軽く手を添えて操舵するだけで、タイトコーナーが連続する道でも、じつに身軽な動きで走り抜けるのだ。

姿勢変化は適度に抑えられている。フロントの外側はじわっと沈むが、それがまたいいかんじだ。姿勢変化を最小限に抑えるのも頼もしい。

ステアリングは正確で、右へ、左へ、そしてまた右へ、と、コーナーをこなしていくのを経験すると、3070mのホイールベースを持ち、かつぜいたくなリアシートが魅力ではあっても、特等席はドライバーズシートではないか?と、思うのであった。

思えば7シリーズは、1977年に登場した第1世代から特等席はドライバーズ・シートであった。走りのよさが金看板なのは変わらないのである。

1/2ページ

最終更新:6/14(金) 19:56
GQ JAPAN

記事提供社からのご案内(外部サイト)

GQ JAPAN

コンデナスト・ジャパン

2019年7月&8月合併号
2019年5月25日発売

800円(税込)

バスケ界期待の新星・八村塁/特集「TOKYO 2020 WINNERS」2020年に躍動する勝者を見逃すな!/ 別冊付録「スポーティな時計たち」

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ