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銀行員・証券マンが明かす「本物の大金持ちはこんなことまでやる」

6/12(水) 9:00配信

現代ビジネス

 本物のお金持ちほど質素と言うが、やっぱりそれは庶民の願望でしかないのかもしれない。ただ、何のためにおカネを使うのか、十人十色の「人生哲学」は、そこらへんの成金とは違う深いものがあった。

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銀行員が列をなす「豪邸」

 東北地方の豪雪地帯、新幹線は通らないが、地域の歓楽街として夜も賑やかなエリアがある。駅から数ブロック離れると、意外な光景が広がっている。1年のうち3分の1が氷点下となる日本海沿いの、600坪はあろうかという敷地に、荘厳な日本家屋が建っているのだ。

 所有しているのは70代の男性、橋本治夫氏(仮名)だ。先祖代々、大地主として財を成してきた人物で、地元で知らない人はいない。どんなに寒い日でも長梅雨でも、彼の家には朝からひっきりなしに訪問客がやってくる。特に年度末には、朝7時からスーツ姿の男たち、取引のある銀行員や証券マンたちが列をなす。

 地元の銀行員が言う。

 「不動産業だけでなく、地域のフィクサー的な人物で、土地や土建関係の決め事はかならず彼を介さないとあとで面倒なことになる、と言われています。地元の商工会議所や議会にも顔が利く人ですから。

 たとえ大きな融資や定期預金がなくても、時間があるときは橋本さんのところには伺わなければなりません。もし橋本さんから預金をすべて引き上げられたら、うちみたいな地方の小さな支店はいとも簡単につぶれてしまうからですよ」

 橋本さんが日中過ごしているのは、先祖から受け継いだ日本家屋ではなく、離れとして建てられたガレージのような2階建ての家屋。1階はマルチーズやヨークシャーテリアなどのペットと暮らす部屋になっていて、2階には彼の秘蔵の美術コレクションが数々納められている。

 エミール・ガレや北大路魯山人といった骨董品がずらりと並び、明治期の大家による日本画が飾られている。来客にはここで対応するという。

 「私たちにはわかりませんが、とにかく高そうなモノが並んでいるなかで商談するわけですから、かなりのプレッシャーですよね……。でも守銭奴といった感じではないんです。地域の会合にはどんな汚い居酒屋でも顔を出しますし、人付き合いも悪くない。それに加えてこの街は、先代のときから体育館やテニスコートの建設などで、億単位の寄付を貰っているんです。わざわざ名前を挙げなくても、みんなが『この人のおかげで成り立っている街』ってわかるんですよね……。まさに本物のお金持ちですよ」

 本誌はこれまで、国内に住むさまざまな大金持ちを取材してきた。一代で十億円単位の資産を築いた「ニューリッチ」、親から継いだ資産を持て余す者、価値観は驚くほどに多種多様だ。

 「金持ちほどケチ」という言い方もされるし、質素な暮らしを好む大富豪もいる。一方でやはり、我々が想像もつかないような金遣いをする人たちもいるのが興味深いところだ。

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最終更新:6/12(水) 9:00
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