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社内のトラブルまるっと受け止めつつしれっと帰る吉高由里子みたいになれればいいのに「わたし、定時で帰ります。」

6/12(水) 5:55配信

デイリー新潮

 同世代の友人や知人から最近よく聞く悩みはふたつ。「若手育成の難しさ」と「クソ上司の邪魔臭さ」だ。期待していたのに、あっけなく辞めてしまう20代。余計な口出しと理不尽な要求しかせず、本当に必要なことをしない、現場の敵・クソ上司。どこの組織でも同じ悩みを抱えていて全国共通。若手育成に尽力していた友人は「人に期待するのをやめる」と肩を落としていた。

【写真】吉高由里子が可愛い お仕事コーデにも注目

 現代の職場における人間関係問題を丁寧に、そして多角的に掬(すく)いあげるドラマがある。TBSの「わたし、定時で帰ります。」だ。

 主演は吉高由里子。新卒時代は先輩から怒鳴られ続け、仕事のやり方も教えてもらえず、月100時間以上の残業。過労で倒れ、意識不明になった過去がある。何のために働くのかを突き詰めた結果、仕事は必ず定時で終わらせて帰る、という結論に辿り着いた女性だ。

 吉高の現在の職場はWEB制作会社。まさに問題のある人材の宝庫で、ひとりひとりの背景を毎回丁寧に炙り出していく展開になっている。現政府のように「働き方改革」と一方的に押し付けるのではない。働き方は人それぞれ、短所もあれば長所もある。吉高は時に厳しく、時に熱く、個々人の問題と向き合っていく。もちろん、ややご都合主義な予定調和もあるので、「実際にはそんなうまくいかねーわ!」と吐き捨てる会社人も多いかもしれない。でも、決して「こうあるべし」と人に強要しない吉高の姿勢は好ましいし、頼もしい。

 では、どんな人材がいるのか。要領が悪く、仕事は遅いが実に丁寧、決して会社を休まないシシド・カフカ。産後復帰で張りきりすぎて、大きなミスをしちゃった内田有紀。吉高は彼女たちの自宅にも駆けつけ、頑(かたく)なだった思考をほどいていく。心に寄り添う優しさは、ちょっと躓(つまず)いた人にとっては非常にありがたいし、絶大な信頼を寄せちゃうよね。こうして人間関係は密度と強度を増して、豊かになるのだと見せてくれた。

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最終更新:6/12(水) 11:19
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