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東海大の未完の大器が本格化。 駅伝シーズンに向けてさらに競争激化!

6/12(水) 7:17配信

webスポルティーバ

東海大・駅伝戦記 第54回

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 日本学生個人選手権大会、5000m2組は壮絶なラストスパートの掛け合いになった。ラスト1周までローレンス・グレ(札幌学院大2年)が先頭を走り、一時は後続に20mほど差をつけて独走。トップのままフィニッシュするレース展開だと思われたが、ラスト250mぐらいで失速。そこから名取燎太(東海大3年)がギアを一段上げてスパートし、トップに躍り出た。

自主性の尊重と組織改革で箱根駅伝V。
東海大の黄金時代が幕を開けた

 しかし、昨年のこの大会の優勝者で、2組でトップのタイム(13分45秒65)を持つ石井優樹(関西学院大4年)が猛烈に追い上げ、残り100mでかわされる。名取は必死で粘るも、最後は中村友哉(青山学院大4年)にも抜かれ3位(14分06秒92)に終わった。

蒸し暑さのなか、大粒の汗が流れる。

「いやー、悔しいですね。最後、止まってしまいました」

 名取はほとんど表情を変えずにそう言った。

「第2集団でついていって、ラストこのまま前に出て、あわよくば......と思ったんですけど、ラスト100mがきつくて。でも、タイム的にはまずまずでしたし、走れているので調子は悪くないと思います」

 その言葉どおり、今シーズンの名取はコンスタントに結果を残している。3月の学生ハーフでは1時間03分31秒(27位)で自己ベストを更新すると、優勝した4月14日の焼津みなとマラソンでは1時間03分04秒と、また自己ベストを更新した。

 5月の関東インカレのハーフでは、東海大では3位の西田壮志(3年)に次いで5位入賞を果たした。30度近い暑さにもかかわらず、留学生を相手にレースを展開。その時、名取は次のように語っていた。

「留学生に最後、差を広げられてしまった。仙台ハーフを走らず、このレースをメインにやってきたのでもう少し結果を残したかった。調子自体は悪くなくて、昨年よりも走れているので3位以内に入りたかったんですけど......」

 名取は入学時から大きな期待を受けていた選手だった。両角速(もろずみ・はやし)監督から「駅伝に強いタイプ」と言われ、名取自身も「トラックよりもロードで勝負したい」と語っており、駅伝シーズンに意欲を燃やしていた。

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最終更新:6/12(水) 7:17
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