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1万円のメモパッドが品切れ続出 使っていくと「清水寺」が出現

6/12(水) 11:00配信

日経クロストレンド

 メモ用紙を1枚ずつめくると、3次元(3D)の精巧な清水寺本堂などが現れる。そんなメモパッド「OMOSHIROI BLOCK」が1万円と高額ながら大人気。開発したのは文具メーカーではなく、トータルデザイン会社のトライアード(大阪市)だ。

【関連画像】めくっていくとメモ用紙の切れ目に応じて清水寺本堂が少しずつ出てくる

 ユニークな発想とちょっとした工夫で新商品やサービスを開発し、成功している中堅中小のイノベーター企業を追う本連載。今回はトライアードの前編。建築模型やディスプレイの製作などを担当する同社が開発した高級なメモパッド「OMOSHIROI BLOCK」が注目されている。

 2017年12月に大阪市の東急ハンズ梅田店で発売するとSNSですぐ話題になり、トライアードのホームページにアクセスが殺到。一時はサーバーがダウンするほどだったという。その後、トライアードのECサイトの他、東急ハンズの梅田店や新宿店、銀座三越、ロフトなどの一部店舗でも取り扱われるようになったが、入荷するといずれも即完売するほど大ヒット。国内だけでなく、台湾や香港の誠品書店でも販売される人気の商品となった。

 OMOSHIROI BLOCKは、70~150枚のメモ用紙で構成。それぞれのメモ用紙は、京都の清水寺本堂や東京・浅草寺の風雷神門といった構造物を、いわば輪切りにしたもので、それらを積み重ねることで立体を表現する。構造物の平面図に合わせてメモ用紙を1枚ずつレーザー加工でカットしており、書き込める範囲は1枚ごとに異なる。最後までめくっていくと、残ったメモ用紙が清水寺本堂などになる。標準小売価格で1万円(税別)と高額だが、メモパッドとして使える他に使い切った後は精巧な模型として飾れる点も、ユーザーから評価されているようだ。

 いくつかの種類を販売しているが、人気の製品は清水寺本堂が浮かび上がる「Kyoto」シリーズ。ピンクの「華-HANA-」、緑の「凛-RIN-」、茶の「壌-TSUCHI-」、紫の「雅-MIYABI-」といったバリエーションがあり、季節感をイメージした色合いにしている。めくったメモ用紙にも遊び心があり、Kyotoシリーズの場合は「着物姿の女性」などのシルエットに切り取られる細工が、一部に入っている。この他、グランドピアノの模型が現れる「Piano」は、内部構造までも精密に再現。小さい鍵盤に触れると「本当に音が鳴りそう」と感じさせてくれる一品だ。

 風景などをデザインした数千円台の製品もあるが、「売れ筋は1万円のもの」と商品企画に携わった企画営業部の妹尾恵理子マネジャーは話す。出荷数量は明らかにしないが、全製品で毎月1000個以上を売り上げるという。

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最終更新:6/12(水) 11:00
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