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嵐・関ジャニ∞… 男性アイドルを阻む「40代」の壁

6/13(木) 7:47配信

NIKKEI STYLE

男性アイドルで異色の高齢化を見せるのが、ジャニーズ事務所に所属するメンバーたちだ。かつては20代を乗り超えることが1つの壁だったが、今は「40代」が大きな壁になっているようだ。

女性アイドルが活動を続けるなかでの卒業の決断は、20歳前後と25歳前後──そんなトレンドが見えたが、男性アイドルは全く違う傾向にある(関連記事「卒業は20歳と25歳 女性アイドルグループ決断の時」)。表は、2018年から19年にかけてグループからの卒業や活動休止を発表した主な男性アイドルの例。特徴的なのがジャニーズ事務所所属のアイドルたちで、留学による活動休止中の岡本圭人(Hey! Say! JUMP)こそ20代だが、そのほかはいずれも30代後半だ。

例えば、渋谷すばるは「音楽を追求するために、海外生活したい」と37歳で関ジャニ∞を脱退した。タッキー&翼は17年に活動休止に入り、18年9月に解散。このときの年齢は今井翼、滝沢秀明ともに36歳だった。さらに滝沢は18年をもって芸能界引退を決め、ジャニーズJr.の育成や舞台プロデュースなど裏方業に専念することに。現在は、傘下の「ジャニーズアイランド」の社長に就く。

話題を集めたのが嵐だ。1月27日、「20年12月31日をもって活動を休止する」と発表。同日夜の会見では、17年6月頃から活動休止についての話し合いがあったと明かされた。グループ最年長である大野智の年齢は、その時点で36歳。20年末の活動休止時には、メンバーの平均年齢は38歳となる。

■40歳を超えての継続も

ジャニーズアイドルの高年齢化はいつ始まったのか。歴代のグループを調べると、80年代に活躍したシブがき隊は、解散時の平均年齢が22.3歳と若く、デビューから解散までの活動期間は約6年だった。光GENJIや男闘呼組も平均年齢25歳以下で解散。80年代デビュー組にとって25歳が1つの壁だったと推測される。

劇的な変化をもたらしたのはSMAPだ。96年、森且行がオートレーサーに転身するため22歳で脱退したが、これは当時の平均的な脱退年齢と言える。以後、メンバー5人で活動を続け、解散時の平均年齢は42.4歳。SMAPは90年代にテレビの歌番組が続々消えるなか、各メンバーが俳優や司会など活躍の場を広げて、アイドルの寿命を大幅に伸ばした。

その後にデビューしたTOKIOやV6、KinKi Kidsは40代でも活躍しているが、一方で「40の壁」の厚さを物語ったのが最近の一連の報道と言える。しかし、V6のようにメンバーの過半数が既婚者というグループも出てきており、ジャニーズを取り巻く環境は確実に変わりつつある。彼らが見せてくれる新時代のアイドル像に期待だ。

(ライター 横田直子)

[日経エンタテインメント! 2019年5月号の記事を再構成]

最終更新:6/13(木) 12:15
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