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東宝・松岡常務 『ゴジラ』中核にハリウッド本格進出

6/13(木) 7:47配信

NIKKEI STYLE

日本のエンタテインメントを全世界で展開──その先頭として期待されるのが、国内映画会社No.1の東宝だ。国際担当の松岡宏泰常務が中心となり2015年4月、「東宝グローバルプロジェクト」を始動。その中核を担うのが、『ゴジラ』シリーズだ。

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』を皮切りに、ハリウッドと対等の立場で共同製作を開始。14年公開の前作ではゴジラの映画化権をハリウッドの製作会社レジェンダリーに貸し出しロイヤリティー収入を得る形だったが、本作から製作費も出資している。

日本の映画製作費は1作品あたり数億円なのに対し、ハリウッド超大作はゆうに100億円を超える。東宝は出資金額を公表していないが、日本映画に比べると当然巨額。貸与方式に比べると、当たったときのリターンが大きいが、外れた際のリスクは高くなる。

東宝は配給会社として国内映画市場で首位を走り、子会社のTOHOシネマズの興行収入シェアも国内No.1。盤石の強さを誇る。なぜハリウッドと共同製作するのか。

「国内の映画市場は成熟しており、これから2倍になるのは考えづらいし、東宝のマーケットシェアをここから2倍にするのも難しい。一方、海外市場は成長しており、東宝は積極的に開拓していない状態でした。例えば東南アジア市場を狙っていれば、出資金額は少なくて済んだでしょう。でも、やるのであれば世界市場。ハリウッドのメジャースタジオしか、世界の配給網を持っていないんです。リスクは感じていますが、彼らと組むことにしました。実は今まで、ハリウッド映画のお金の動きはよく分からなかったのですが、出資することで経費や収入など全ての数字を見ることができる。海外戦略を進めていく上で重要なステップです」(松岡氏、以下同)

さらに出資することで、「金も出すが口も出すことができている」と言う。前作では、ゴジラの造形や行動の制限に関してのみだったが、今回は最初期の脚本作りから意見を出せるように。さらには、特にエンディングの重要なシーンを日本の意見で変えてくれたと言う。「詳しくは言えませんが、『最後のゴジラはこうしたほうがいいんじゃないか』という島谷(社長)と(映画調整担当)市川(常務)の意見を取り入れてくれました」

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最終更新:6/13(木) 12:15
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