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バレー・ブラジル男子代表/イオアンディ・レアル、ふたたび国際舞台へ

6/13(木) 11:49配信

月刊バレーボール&月刊バスケットボール

代表入り前年、ブラジルからイタリアへプレーの場を移す

 ブラジル国籍を持ちながら、代表チーム入りはできないあいだも、レアルは所属クラブでその高いレベルのパフォーマンスを維持していた。2012年からブラジル・スーパーリーガの強豪サダ・クルゼイロに所属しており、2015年には世界クラブ選手権でチームを優勝に導くとともに、自身もMVPに選出される。翌年も同大会で連覇を達成。2017年は南米クラブ選手権を制し、こちらもMVPに輝いた。

 そして、いよいよ“代表入り解禁”となる2019年シーズンを前に、レアルはプレーの場所をイタリアへ移す。入団先はイタリア・セリエAの強豪、ルーベ・チヴィタノーヴァだった。

 すでにルーベでは、キューバ代表の“先輩”ユアントレーナが活躍しており、また同じタイミングで、サダ・クルゼイロでともに戦っていたシモン、ブラジル代表の司令塔ブルーノ・レゼンデが入団することに。カリブ海・南米大陸色を濃くしたチームに加わるにあたり、レアルは意気込みをこのように語った。

「ブラジルでは多くの栄光を手にすることができました。新しい挑戦としてイタリアを、そしてルーベを選びました。ここには親友のユアントレーナやシモン、そしてブラジル代表で一緒に戦うブルーノがいます。目標は、優勝です」(2018/19シーズン直前会見にて)

 ルーベではユアントレーナの対角に入り、切れ味鋭いスパイクを炸裂。特にプレーオフに入ってからはギアをまた一段と上げ、クオーターファイナル初戦(対ヴェローナ)では28得点と大暴れを見せた。その後も20得点越えを連発し、スクデット(リーグタイトル)獲得に貢献、ファイナルの4日後に臨んだ2019ヨーロッパチャンピオンズリーグでも頂点に輝いた。

ネーションズリーグでセレソンデビュー

 タイトル獲得を至上命題としたルーベにおいて、見事、ミッションを達成したレアル。イタリアの地でも世界トップレベルのパフォーマスを証明してみせると同時に、その期間は自身にとって代表活動に向けた準備にもなった。

「ルーベで、ブラジル代表のキャプテンを務めるブルーノと一緒にプレーすることができたのはとても光栄でしたし、彼からはセレソンの特徴など、いろんな話を聞かせてもらいました。彼のおかげで、代表チームになじむことができました」(レアル)

 クラブシーズンを終えてまもなく、レアルは代表に合流し、ネーションズリーグのメンバーに登録される。国際大会デビューは、大会の予選ラウンド第1週の第2戦(対オーストラリア)。フルセットにもつれた試合の中で、レアルはフル出場を果たし、14得点で代表デビューを飾った。

 続く第2週の日本ラウンドでは、3試合すべてに出場。第4戦(対イラン)では16得点、第5戦(対日本)では15得点、第6戦(対アルゼンチン)では18得点とコンスタントに得点を重ねた。中でも第5戦では、高い打点からスパイクを打ち込み、サービスエースこそ1得点だったが、強烈なジャンプサーブで日本のサーブレシーブを崩すなどインパクトを残した。

 予選ラウンド第2週を終えて、ブラジル男子代表のレナン・ダルゾット監督はレアルをこう評価した。

「彼がいい選手であることは言うまでもありません。徐々に彼は、チームにフィットしています。合流してまもないので、ディグやサーブレシーブといったディフェンスシステムに関してはこれから上げていく必要がありますね」

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