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ポルシェが「914」初生産から50周年を記念し、希少写真を公開

6/13(木) 21:21配信

エスクァイア

 1960年代半ば、ポルシェは「911」の廉価版となるクルマを開発し、スポーツカー市場での拡大を考えていました。そこでフォルクスワーゲンと協業し、1969年終わりに開発されることになったのがミッドエンジンのエントリーレベル・スポーツカー「914」なのです。「ワーゲン・ポルシェ」という愛称をもつ「914」も、2019年でついに50周年を迎えました。

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 そこでポルシェはこの記念すべき年を祝うため、ドイツのシュトゥットガルトにある「ポルシェミュージアム」で、2019年6月2日(現地時間)にデビュー50周年を祝うイベント「50 years of the 914」を開催しました。同イベントには、「914」のオーナー約120名が招待されました。そして12台の希少なクルマの展示も行われたそうです。

 さらに、イベントに参加することのできなかった世界中のポルシェファンのために、「914」が発売開始された当時の写真も公開されたのです。

 それではその貴重な写真とともに、「914」の歴史を振り返ってみましょう。

1972年「914/6 GT」

 こちらはフラット6モデルの「914/6 GT」です。

 ニュルブルクリンクの北コースには、他のトラックにはないほど周回距離の長いポイントが存在します。

 しかし、そこでレース事故が起きた場合、従来の救急・消防システムでは救助が到着するまでに長時間かかるため、レーサーの命の危険性が高まると長らく懸念されていました そうして元レーサーであるハーバート・リンゲ氏は、「救助車に速度の速いクルマを採用したらどうか」と、提案を持ち掛けたのでした。

 そののち、Supreme National Sports Authority(最高国際スポーツ機関)の政府支援により設立された、サーキットセーフティチームのONS-Staffel(現:Deutscher Motor Sport Bund-Staffel)が1972年に同車を採用。

 エンジン上部の後部ラゲッジルームには消防キットを、全部のコンパートメントには切断装置が装備されていました。

 「セーフティカー」として導入後、ニュルブルクリンクで何名ものクルーの救出が行われました。そして1976年には、最初に懸念されていた北コースにおいてクラッシュによって、レーサーが昏睡状態に陥るという大事故が起こりました。ですが同車によって、そのドライバーの一命は取り留めた…という出来事もありました。

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最終更新:6/13(木) 21:21
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