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湯浅政明監督が作品に込める裏テーマとは?『きみと、波にのれたら』制作秘話を語る

6/13(木) 10:10配信

otocoto

永井豪の伝説的コミックを完全映像化したNetflix配信アニメ『DEVILMAN crybaby』(18年)や森見登美彦の少し不思議な小説世界をアニメーションならではの表現で映画化し日本アカデミー賞最優秀アニメーション賞を受賞した『夜は短し歩けよ乙女』(17年)など、注目作が続く湯浅政明監督。アヌシー国際アニメーション映画祭グランプリにあたるクリスタル賞を受賞した『夜明け告げるルーのうた』(17年)に続くオリジナル新作映画『きみと、波にのれたら』は、躍動感溢れる軽快なラブコメタッチの青春アニメとなっている。「自分に自信が持てずにいる人たちに観てほしい」という湯浅監督が、その心情を語った。


■悩みのなさそうな人気者にも葛藤がある

――『きみと、波にのれたら』は「人生の波」がテーマとなっている作品ですが、サーフィンという題材はすぐに決まったんでしょうか?

前作『夜明け告げるルーのうた』の流れで「また、やろう」ということになったんです。ストーリーを話し合っているうちに、女の子はサーファーにすることになりました。僕は未知の世界を見てみたい、知らない人たちと出会ってみたいという気持ちがあって、自分から一番遠いのがサーファーだろうと思ったんです(笑)。それでヒロインのひな子(声:川栄李奈)はサーファーに。主人公の港(声:片寄涼太)は消防士ですが、これも僕が知らない世界。それで、波に乗るサーファーと火を扱う消防士の物語になったんです。

――「自信を持てずにいるすべての人へ」というフレーズがコピーとなっていますが、このアイデアは誰のものでしょうか?

『ルーのうた』も手掛けてくれた脚本家の吉田玲子さんの脚本に「ひな子は自信がない」というニュアンスが入ってきて、それはいいなと僕も思ったんです。ひな子はまだ雛のように幼く、港が陸へ引っ張ってゆくイメージがあったので、自分の周りも含めて、自信が持てずにいる人って多いような感触があったんです。みんな自分の弱さを普段は見せないようにしているけど、実はどこか自信が持てずにいるんじゃないのかなと。それで、港とひな子、港の後輩と港の妹、それぞれ自分に自信が持てずにいる4人がお互いを助け合う、お互いがヒーローなんだというテーマになっていったんです。

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最終更新:6/13(木) 10:10
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