ここから本文です

相次ぐアメリカ人観光客の不審死、ドミニカ共和国で何が起きているのか?

6/13(木) 20:45配信

Rolling Stone Japan

アメリカ国務省は現地時間10日、アメリカ人観光客のロバート・ウォレスさんが4月、ドミニカ共和国プンタカナにあるハードロック・ホテル&カジノで不審な状況で死亡したことを確認した。姪の話によると、67歳のウォレスさんはホテルのミニバーにあったスコッチを飲んだ後、気分が悪くなったという。

「ものすごく具合が悪くなって、その後すぐ血尿や血便が出ました」と故ウォレスさんの姪、クロエ・アーノルドさんは語った。3日後、彼は地元の病院で亡くなった。

ウォレスさんの死は不可解ではあるものの、まったく珍しいというわけでもなさそうだ。というのも、ドミニカ共和国ではここ最近アメリカ人観光客が立て続けに不審な死を遂げているのだ。最近の例では、アメリカ人カップルがドミニカ共和国のグランド バイーア プリンシペ ラ・ロマーナで死亡しているのが発見された。捜査官いわく死因はまだ特定されていないものの、現場に争った痕跡は無かったという。このホテルでは先月も、ペンシルベニア州出身の41歳の観光客がミニバーを利用した直後に死亡したと言われている。

FBIはドミニカ共和国政府と協力して、これらの死に関連性があるかどうか捜査しているが、死後の薬物検査の結果が出るまでに少なくとも1カ月かかる。それまでの間、ドミニカ共和国でのこれまでの経緯と、事件についてわかっていることをまとめてみた。

・ドミニカ共和国で発生した観光客の不審死は何件?

アメリカ国務省によると、ドミニカ共和国で不審な死を遂げたアメリカ人はウォレスさんが4人目。だがCBSニュースによると、この1年だけで少なくとも6人の観光客がドミニカ共和国で死亡しているという。そのうち2件はプンタコナにあるハードロック・ホテル&カジノで発生。

残る4件はバイア プリンシペ系列のホテルで発生した。同リゾートは6月7日Twitterに声明を投稿。アメリカ人観光客の死に関する最近のマスコミの報道に異を唱え、「公共に出回っている同社のイメージと評判を損ねるような嘘の情報について、完全に否定いたします」と述べ、さらに同ホテルチェーンは「当局および現在進行中の捜査に心から深い敬意を表します。当社は警察および現在進行中の捜査に全面的に協力していることを重ねて申し上げます」と述べた。

ウォレスさんの他にも、5月25日にはペンシルベニア州の心理療法士ミランダ・シュアップ・ウェルナーさん(41歳)が客室で死んでいるのが発見された。彼女はサンペドロ・デ・マコニスという街にある大人限定のホテル、ラグジュリー バイーア プリンシペ・ブーゲンビルに滞在していた。初期の検視報告によると、死因は心臓発作。CNNによると、報告書には彼女には心臓疾患の病歴があったという夫の証言が記されていた。また検視報告によれば、彼女の肺には水が溜まっていたこと、呼吸不全を起こしていたことも明らかになった。興味深いことに、シュワップ・ウェルナーさんもミニバーを利用した直後に体調不良を訴えた。ただし、彼女が宿泊していたのはウォレスさんとは別のホテルだった。

5月30日、シュワップ・ウェルナーさんの死からわずか数日後、チェックアウト時刻を過ぎても現れなかったメリーランド州のカップル、エドワード・ナサニエル・ホームズさん(63歳)とシンシア・アン・デイさん(49歳)が客室で死んでいるのを同リゾートの従業員が発見した。2人は同じリゾート内にある別のホテル、バイーア プリンシペ ラ・ロマーナに滞在していた。

1/2ページ

最終更新:6/13(木) 20:45
Rolling Stone Japan

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事