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ドイツ5季目を終えた原口元気が語る。キャリアの夢、日本代表、長谷部さん。

6/13(木) 12:01配信

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 激動のシーズン――。昨夏のロシアW杯ラウンド16でベルギー代表に敗れて撤退を余儀なくされた後、デュッセルドルフへの期限付き移籍を挟んで約4年間を過ごしたヘルタ・ベルリンを離れた。ハノーファーへ完全移籍した今季は、人生で初となる2部降格……。

【秘蔵写真】ロン毛時代の長谷部、試合中にニコニコ会話する俊輔&中田英寿、14歳にして相手3人をぶち抜く久保建英。

 この2018-19シーズン、原口元気は何を考え、何を心に期したのか。寡黙で必要以上に自らの境遇を語らない男が吐露した、正直な思いがここにある。

 ロシアで負ったダメージは甚大だった。

 「W杯が終わってから1カ月半くらいはスイッチが入りにくい状況があった。あの大会である程度燃え尽きたというか、やり切ってしまった感覚があったんだよね。

 その中で、新たな移籍先であるハノーファーのキャンプに合流した直後にケガもしてしまって、上手くいかなかった。ケガが治ったあとは常時レギュラーで試合出場できたけど、チームは僕以外にもケガ人が多くて戦力を保つことができなかった。

 ハノーファーには正直申し訳ない気持ちがある。しっかりしたお金を払ってヘルタ・ベルリンから獲ってくれたし、主力として迎えられたのに、結局クラブは2部に降格してしまった。今は僕自身の責任も感じている」

アジア杯は「プレッシャーがあった」。

 27歳で出場したW杯は、自身のサッカー人生で最も高いプレーパフォーマンスをピッチに落とし込める大会だと思っていた。だからこそベルギー戦の結果に落胆もしたが、再び立ち上がってカタールへと針路を示す日本代表の中で、原口自身は以前と異なる観点で切磋琢磨を誓っている。

 「森保(一)監督は今、選手が如何に気持ち良くプレーできるかを考えてくれているように思える。だから本当の森保さんの色はまだ表れていないのかな。だから、今後は監督の理念と選手の個性が融合されてどうなるかが、非常に楽しみでもある」

 今年1月のアジアカップでは幾多の激闘を勝ち抜いたが、日本代表は決勝でカタールに敗れ2011年大会以来、2大会ぶりの優勝を逃した。

 「当たり前のように優勝を求められる戦いはプレッシャーがあったし、体力的にもタフな中で簡単じゃなかった。その中で優勝できなかったのは、やっぱり失敗だよね。一方で、厳しい環境の中で戦えたのはチームが結束するうえでも、戦術的な部分でも良い経験。カタールに負けて残念な気持ちもあるけど、まだ本番じゃないから。この悔しさが3年後のカタールで良い成績を残すための動機付けになればと思っている」

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最終更新:6/13(木) 12:26
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