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新生早大に問う、基本と伝統/廣岡達朗コラム

6/14(金) 11:01配信

週刊ベースボールONLINE

信念を持つ選手を育てる

 近々に小宮山監督をはじめ首脳陣に会って話をしようと思う。いまの若い子を教えるにあたって、話せば分かる? 選手を上手にしようと思って何回言っても聞かないから、ムチを振るってしまうケースもある。すると即「暴力」の2文字で指導者を袋叩きにしてしまうのがいまの世の中だ。話をして物事ができるようになれば、これほど楽なことはない。

 とにかく、正しいことをやることが大切である。勝ち負けは後からついてくる。日本人は日本人であることを誇りに思えるような教育をしなければいけない。

 早稲田大学での4年間、こうすればうまくなるということを信じて野球をやりなさい、と指導者が教えるべきなのだ。そうしたらうまくなるんですか、と疑問を抱くような生徒は信じていない証拠。自分にとって損か得かで物事を考えているだけだ。いいと思ったら死ぬまでやり通す信念を持つ選手を育てなさいと、そう小宮山監督には強く言いたい。

●廣岡達朗(ひろおか・たつろう)
1932年2月9日生まれ。広島県出身。呉三津田高、早大を経て54年に巨人入団。大型遊撃手として新人王に輝くなど活躍。66年に引退。広島、ヤクルトのコーチを経て76年シーズン途中にヤクルト監督に就任。78年、球団初のリーグ制覇、日本一に導く。82年の西武監督就任1年目から2年連続日本一。4年間で3度優勝という偉業を残し85年限りで退団。92年野球殿堂入り。

写真=BBM

週刊ベースボール

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最終更新:6/24(月) 11:16
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