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「リンゴはダイエットの味方」は本当か。

6/14(金) 14:30配信

フィガロジャポン

英語には「An apple a day keeps the doctor away」という諺がある。すなわち、「1日1個のリンゴで医者知らず」。食欲を抑制し、ダイエットに役立つ優れた健康食品と言われるリンゴ。でも本当にリンゴは“スーパー食材”なのだろうか? リンゴにまつわる5つの定説について、専門家が検証する(残留農薬に関する記述は、フランスの一般的なリンゴ栽培方法に基づくもの)。

レモンの7つの効果、嘘それとも本当?

1.リンゴはダイエットの強い味方。

本当。だが注意点も。昔からリンゴにはダイエット効果があると言われている。リンゴは低カロリー(100gあたり54kcal)で、「ほかの果物に比べてGI値(グリセミック指数=血糖値の上昇度を示す指標)が低めで、糖質が血糖値に及ぼす影響が小さい食品です」と、栄養士のオリヴィア・シェプスは言う。

また、独特の食感のおかげで食べるのに時間がかかるため、少量で満腹感が得られる。「リンゴを味わうためにはよく噛む必要があるので、結果的に食べることに意識が集中するのです」とシェプスは説明する。

コンポートやジュースにすると硬さが失われるだけでなく、糖分が増加するため、生のまま食べる方がいい。また、リンゴを食べれば痩せられるという考えは信用できない。「果物である以上、糖質が含まれています。食べ過ぎには気をつけましょう」とシェプスは言う。一方、「果糖を過剰に摂取すると、脂肪肝など肝臓疾患の原因となります」と注意を促すのは、『Le guide des aliments contre les idees recues(既成概念にとらわれない食品ガイド)』の著者で、生物学者のシルヴァン・デュヴァルだ。健康のため、1日に5種類の果物・野菜を摂取しようと言われるが、リンゴもこの範囲内で摂るといい。

2.リンゴは食欲を抑制する。

本当。『Halte aux aliments ultra-transformes. Mangeons vrai(超加工食品にストップ。正しい食のすすめ)』の著者で、疾病予防のためのホリスティックな食事療法を研究するアントニー・ファルデはこのように指摘する。「既成概念の多くは人々の経験に基づいたもの。リンゴを食べるとかなりの満腹感が得られることは、多くの人が認める事実だということです」

この満腹感は、リンゴに含まれる食物繊維のペクチンによって引き起こされる。「ペクチンは消化管内の水分を吸収して膨張するため、胃の中で嵩が増します。食欲を抑える効果があるのはそのためです」と、ユニ・ラ・サール理工科学院(ボーヴェ)のフィリップ・プイヤール教授は説明する。

上昇した血糖値が下降することは、疲労感がや空腹感の原因になる。だがリンゴは糖質の少ない果物なので、リンゴを食べても血糖値はあまり上がらない。「リンゴは満腹感を得やすく、しかも食べた後すぐにお腹が空くということもありません」と栄養学者のシェプスは言う。

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最終更新:6/14(金) 14:30
フィガロジャポン

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