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【伝説のランボルギーニ06】“悪魔”という名のスーパーカー、ディアブロは最高時速200マイルが義務づけられていた

6/14(金) 18:30配信

Webモーターマガジン

クライスラー傘下で開発されたモデルだった

名車カウンタックがランボルギーニの屋台骨を支えている間に、社内では次のスーパーカーの開発をどのように進めるか、着々と計画は練られていた。

【写真】インパネやエンジンの他、様々な仕様のディアブロを見る

1990年に登場したディアブロは、スーパーカーの代名詞的存在だったカウンタックの後継車として生まれているが、その誕生にはさまざまな困難があった。

カウンタックの後継車は普通のクルマではつとまらなかったのだ。ランボルギーニは、「最高速は最低でも320km/h(時速200マイル)を超え、力強く異端でなければならない」と考えていた。

こうした高い壁を超えて誕生したのがディアブロだった。ボディデザインはマルチェロ・ガンディー二の手になる「P132プロトタイプ」をベースとしているが、当時のランボルギーニの親会社、クライスラー社の意向もあって大幅に手直しされたという。

たしかにそれは直線的なデザインのカウンタックに比べると、角を落とした滑らかなものになっていた。

デビュー当時の「ディアブロ」は5703cc、最高出力492psのV12DOHCをミッドに搭載して後輪を駆動し、最高速325km/h、0→100km/h加速4.1秒を誇った。

V12エンジンをミッドに縦置きするカウンタックの方式はそのまま採用されたが、ディアブロでは当初から4WD化を想定、1993年には4WDモデルの「ディアブロVT(ビスカストラクション)」が登場、この4WDモデルが主力となっていく。

この後もディアブロはランボルギーニ創立30周年スペシャルエディション「SE30」、レース用車両の公道仕様として販売された「GT」(世界限定80台)、最速仕様として登場したスポーツヴェローチェ「SV」、伝説の名車イオタをフューチャーした「SE35イオタ」など、数々のスペシャルモデルを生み出し、1999年にはフェイスリフトが実施されている。この後期型ではヘッドライトが固定式に変更され、また最終形としてエンジン排気量を6Lに拡大した。

2段式メーターなどユニークなデザインのインテリアは年式により改良され、スーパーカーらしいコクピットになっていった。

ディアブロは1990年に誕生しているが、クライスラー傘下となっていたおかげで生産体制は安定、「ランボルギーニ伝説」を継承する重要なモデルとなった。ディアブロの生産はアウディ傘下となった1998年以降も続けられ、V12モデルの系譜は2002年登場のムルシエラゴへと続いていく。

ちなみにディアブロとは「悪魔」という意味のスペイン語。ただしこれは「悪魔のようなクルマ」という意味ではなく、ランボルギーニの伝統に則り、闘牛の名前からつけられている。

ランボルギーニ ディアブロ 主要諸元(1990年)

・全長×全幅×全高:4460×2040×1100mm
・ホイールベース:2650mm
・車両重量:1650kg
・エンジン種類:V12 DOHC
・排気量:5703cc
・最高出力:492ps/7000rpm
・最大トルク:59.1kgm/5200rpm
・トランスミッション:5速MT
・駆動方式:4WD
・タイヤサイズ:前245/40ZR17・後335/35ZR17

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最終更新:6/14(金) 18:30
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