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【白バイ】東京オリンピック[1964年]聖火リレーで使われた白バイの雄姿、そして2020年に使われるのは?

6/14(金) 18:01配信

WEBヤングマシン

カワサキW800の始祖、メグロの並列2気筒

2020年に迫った東京オリンピック。様々な競技で日本中が盛り上がること必至だが、その周辺で起こる出来事にも注目すべきものはたくさんある。その中のひとつに、バイク好きが気になる話題もある。そう、白バイだ。

【写真をまとめて見る】

1964年(昭和39年)、東京オリンピックの聖火リレーを先導したのはメグロだった

高度経済成長期の真っ只中だった昭和39年(1964年)に開催され、日本国民に勇気と喜びを与えた東京オリンピックは、アジア発開催のオリンピックでもあった。体操男子や女子バレーボール、レスリング(当時は男子しかなかった)などのメダルラッシュは現在でも語り継がれている。

当時、日本はバイク(および自動車産業)で世界に打って出ようという機運が盛り上がってきていた時期。すでにスーパーカブなどは世界的な成功を収めていたが、花形である大排気量モデルではまさにこれからといったところ。英国の大排気量2気筒ビッグマシンを手本としながら、それを打ち負かすためにパフォーマンスと品質を高めるべく、数多くのバイクメーカーがしのぎを削っていた。

なかでも大排気量4ストローク2気筒で名を馳せていたのは、メグロの愛称で親しまれていたメグロ製作所だろう。650ccの並列2気筒を搭載したセニアT1/T2、そして500ccのメグロ・K『スタミナ』は、白バイにも採用されるなど威風堂々の存在感とパフォーマンスを誇っていた。

そうした時代背景から、東京オリンピックの聖火リレーを先導する白バイとしてメグロのバイクが採用された。その写真がトップ写真および下の写真だ。走っているのは500cc並列2気筒のメグロK2で、これは単気筒のZ7『スタミナ』とセニアT1を統合して誕生したT1の後継モデル。のちのカワサキ・Wシリーズの原型となったモデルでもあった。

1964年(昭和39年)の東京オリンピックで聖火リレーを先導する白バイ(メグロ)。自動車のほうは当時のトヨタ・クラウンだ。

その後の目黒製作所は、1960年に川崎航空機工業(現在の川崎重工業)=カワサキと提携し、1963年に傘下入り。1964年にカワサキに吸収されてその名が消滅した。メグロ・スタミナはその後、排気量を624ccに拡大してカワサキ・650-W1として生まれ変わり、そのシリーズは1974年のW3Aをもって生産終了となっている。

現在のW800は、往年のWシリーズをモチーフとして1999年に発売されたネオクラシックモデル・W650が元になっており、2011年モデルで排気量を773ccに拡大、2016年に生産を終了したのち、各種排出ガス規制などに対応した2019年モデルで復活したものだ。

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最終更新:6/14(金) 18:56
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