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大英博物館「マンガ展」大評判 『進撃の巨人』がメイン会場の顔に

6/14(金) 16:04配信

FRIDAY

「言葉が出ないぐらいすごい展覧会でした」(ベルギー人男性・20)

「私の2人の息子たちがなぜマンガを好きなのか、ようやくわかりました」(10代の子供と来ていた英国人女性・50)

5月23日から大英博物館で開催されている「マンガ展」が大評判になっている。同展は、日本の約30社の全面協力により、『鉄腕アトム』や『あしたのジョー』など往年の名作から『ゴルゴ13』『ちはやふる』といった連載中の漫画、そして葛飾北斎やポケモンまで多角的かつ大規模な作品が展示されている。まさに“オール・ジャパン“の展覧会だ。

それにしても、大英博物館といえば、18世紀に創設された世界最大規模の博物館である。エジプトのラムセス2世像やギリシャのパルテノン神殿彫刻、ヒエログリフの謎を解いたロゼッタストーンなど、世界を席巻した大英帝国時代に植民地や交易地から運ばれた宝物で満ちている。だが、その古色蒼然としたイメージから、近年は若年層の足が遠のきがちだった。そこで起死回生を狙ったのが、まさかの「マンガ」だったというわけだ。

「じつはマンガ展は、立案当初は、博物館内のもう少し小さい展示室を使用する予定でした。ですが、外部の調査会社に依頼した市場調査で、今後開催する展示テーマ中、マンガが一番人気になったのです。そこで1階の大きな会場に変更となりました」(大英博物館「マンガ展」担当キュレーター、内田ひろみ氏)

会場の「セインズベリー・エキシビションズ・ギャラリー」は、これまでアジア関連のテーマで展覧会が開催されたことはなく、「マンガ展」が初の試みだった。それでも週末には当日券が売り切れ、入れなくなる人が出るほどの人気なのだ。

「漫画家がエンタテインメントのために注いでいる努力の量を高く評価したい。マンガの歴史と文化的背景もよく理解できました。とても感動的な経験でした」(リーズ在住の英国人男性・30)

「人類の歴史」を展示することが大英博物館の大テーマ。今回、『進撃の巨人』がメインホールに置かれたということは、マンガの誕生が世界史的な出来事と認められたということなのだろう。

『FRIDAY』2019年6月21日号より

最終更新:6/14(金) 16:04
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