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【Bellator】“決戦”直前インタビュー! RIZIN海外事業担当・柏木信吾氏が語る「堀口恭司vsコールドウェルは『真の世界一』を決める戦いの始まりに──」

6/14(金) 23:33配信

ゴング格闘技

米国レスリング界でコールドウェルは“化け物”

――もう一つ、ダリオン・コールドウェルという選手のレスリング力について、日本人には実感しにくいところがありますが、オールアメリカンに2度選出されているというコールドウェルですが、NCAAディビジョン1で2度の優勝を果たしている。この凄さが……。

「NCAAでは、ダニエル・コーミエー、ジョン・ジョーンズも頂点に立ったことはないですからね。MMAファイターでは数少ないトップ中のトップのレスラーです。ベン・アスクレン、ジョニー・ヘンドリックスが2度優勝。今度、7月12日のBellator224に出るストラッサー起一選手の相手のエド・ルースがNCAAで3度優勝は快挙ですからね。大学一部リーグのエリート中のエリートが出るところでしのぎを削っている連中の中で、優勝している」

――つまり化け物であると。その化け物と堀口選手は、日本人としてマディソン・スクエア・ガーデンでタイトルマッチを戦う。

「たぶんこういう答えは聞きたくないと思うんですが、個人的にはMSGのすごさってあんまりピンとこないんです(笑)。堀口選手も同様でそこにまったく気負いがない。それが何? という感じで(笑)。ただ、それでもニューヨークで、さらにMSGという大きな会場で戦えることは非常に光栄なことだと思います」

――ああ、たしかにそこは日本の世代的なものかもしれません(苦笑)。柏木さんは米国生活も長かったから。でも堀口選手が公開練習でRIZINのオープンフィンガーグローブを着けていたのには、少し感じ入るものがありました。

「そうですね。堀口選手もいろいろなインタビューを受けてきましたが、本人が言っていることは本当に一貫してブレていなくて、『格闘技をもっと広めたい』と。そして、自分が勝って注目されることが、日本の格闘技界が注目されて良くなることに繋がってほしい、自分が世界で注目されることが日本の活力になる──この思いで一貫しています。だから、会場がMSGであることとかに特別な気負いはない。ただ、ひとつだけ、この試合に向けて意識しはじめたのかなと僕が感じたのが、『世界一って何なんだ』ということ。堀口選手は『自分が2団体のチャンピオンになることが、格闘技界にとっていい方向に進める力になる』と言っていたんです。本当に団体の垣根を越えて、ファンが望み、選手同士がやりたいとなったときに、その夢を実現させる。このスポーツを次のステップに持っていくための自分がきっかけになれればいいかなと、という思いを堀口選手から感じるんです」

――団体、放送局……様々なしがらみがあるなか、統一王者が生まれるように。

「はい。スコット・コーカー代表と話したときにも、『チャンピオンvsチャンピオンというのは、本当になかなかできないことだから』と、今回の実現の奇跡を語っていました。堀口選手とコールドウェルはペーパーチャンピオンじゃないじゃないですからね。本物のチャンピオン同士が戦う」

――現役の王者同士。団体の威信も、その後の興行にもかかわってきます。

「名誉あるBellatorの王座を賭けてやるという、そこに榊原社長とコーカー代表のプロモーター同士の思いもありますし、今までになかったひりひり感を現場で感じています。RIZINで1戦目をやったことも当然大きかったですけど、今度はスコット・コーカー代表にとっては、自分のベルトですからね。前回は、RIZINのベルトを取りに行くという感覚だった。負けてもさほど失うものはなかったと思います。いろいろな環境のことも言えますし。でも、今度はスコット代表が自分の団体のチャンピオンに、アウェーで負けた相手をホームに呼んだ。そこのガチンコさは、皆さんが思う以上に、現場にいて感じます。だからこそ、メディアでもすごく話題になっているのかなと思います」

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最終更新:6/14(金) 23:33
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