ここから本文です

アーバンリサーチのダウンが全て“循環型”に 19-20年秋冬は6万着を生産

6/14(金) 14:00配信

WWD JAPAN.com

アーバンリサーチは、2018年度に店頭で回収したダウン製品の羽毛をリサイクルして19-20年秋冬向けに新たなダウン製品を生産・販売する。同社が生産するダウン製品は全てリサイクルダウンになる。これは“羽毛の循環”を推進する「グリーンダウンプロジェクト(Green Down Project)」の一員として、リサイクル羽毛での商品企画に積極的に取り組む姿勢を示したもの。

【画像】アーバンリサーチのダウンが全て“循環型”に 19-20年秋冬は6万着を生産

アーバンリサーチは、「グリーンダウンプロジェクト」設立当初の15年から賛同し、不要なダウン製品を店頭で回収してきた。齊藤悟・事業支援本部販売促進部URBAN TUBE編集部シニアマネージャーは、「18年度は当社の約150の販売拠点で羽毛を回収し、リサイクルダウン約10トン分を使用して製品を作った。これはダウンジャケット6万枚分に相当する」と言う。

とはいえ、回収を始めた当初は認知度が低く、回収量も少なかった。「ダウンを購入されたお客さまにスタッフがリサイクルできることを伝えてきたことで、認知度も上がった。毎年回収量が倍増している」という。

回収した羽毛は新毛と同じ洗浄ラインを通じて汚れやほこりを取り除くため、リサイクル羽毛の方が、安全だといわれている。さらに、長年使用することで羽毛同士が擦れ合ううちに、残留垢が剥がれ落ちるという。そのため、回収後に洗浄することで、新毛よりもきれいなグリーンダウンに生まれ変わるといわれている。このプロジェクトで羽毛洗浄を担うのは、トップレベルの技術を持つ河田フェザーだ。

実は洗浄コストは安くはない。「正直な話、新毛を購入するよりも高い。しかし当社としてはSDGs(持続可能な開発目標)への意識の高まりと、安全性や透明性の観点からグリーンダウンを推進していく。価格を新毛同様に抑えるために、中国に現地法人をつくり、商社を通さず直接工場とやり取りをするなど、他の部分でコストをカットする努力を重ねて、2万~3万8000円と新毛と同価格を実現している」と語る。

「グリーンダウンプロジェクト」は15年設立の一般社団法人。羽毛製品を回収し、ダウンを抜き出して洗浄し、ダウンジャケットなどの羽毛製品として生まれ変わらせるという循環型システムを作った。

最終更新:6/19(水) 11:16
WWD JAPAN.com

記事提供社からのご案内(外部サイト)

WWD ジャパン

INFASパブリケーションズ

2102号
2019年9月23日発売

定価500円(税込み)

2020年春夏NYコレのデザイナーは“タイムレスこそサステイナブル”を説く

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事