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野党の攻撃は安倍首相にとって「解散宣言」の大チャンス! 6月19日の党首討論に注目!

6/14(金) 6:00配信

週プレNEWS

『週刊プレイボーイ』でコラム「古賀政経塾!!」を連載中の経済産業省元幹部官僚・古賀茂明氏が、6月19日の党首討論に注目すべき理由について語る。

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「風というのは気まぐれで、コントロールできるものではない」

安倍首相の口からこんなセリフが飛び出たのは5月30日、経団連総会でのことだった。風とは「解散風」、つまり首相が衆院を解散し、衆参ダブル選挙に打って出ることを意味している。

解散権は首相の専権事項だといわれる。しかし、政界の一寸先は闇だ。それだけに、自分が決意してもそうそう簡単に解散など打てるものではない――。

首相はそう言いたかったのかもしれないが、永田町に額面どおりに受け止める人間などいない。逆にこの思わせぶりなセリフを根拠に、「首相はいよいよ衆参ダブル選をやると腹を固めたのではないか?」との観測が強まる結果になってしまった。

そこでがぜん、注目されているのが、6月19日に予定されている党首討論だ。昨年6月以来、1年ぶりとなるこの場で首相が衆院解散に言及するのではと、野党が警戒しているのだ。

議員への答弁義務があり、首相が基本的に受け身にならざるをえないほかの国会質疑と違い、党首討論なら安倍首相も野党党首を相手に自由に質問したり、議論を吹っかけたりできる。

そして、駆け引き次第では解散に言及することはたやすいことだ。事実、2012年11月の党首討論では野田佳彦首相が当時、自民党総裁だった安倍首相に対し、「2日後に解散しようじゃありませんか!」と切り出し、衆院解散が実現したこともあった。

野党の衆院選への準備は遅れている。289ある選挙区のうち、野党が候補を擁立できているのは半分ほど。一方の自民は現職を中心にほぼ全選挙区で候補者を決めている。今、衆参ダブル選をやれば自民の衆院大勝が確実なだけでなく、相乗効果で参院選でも勝利し、憲法改正に必要な勢力である衆参3分の2の議席を維持できる可能性も高まる。

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最終更新:6/14(金) 6:00
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