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「AbemaTVのビジネスモデルは、世界的にも珍しい」:CA・AbemaTV 代表取締役社長 藤田 晋氏

6/15(土) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

壇上で話すサイバーエージェント 代表取締役社長、藤田晋氏の表情は、AbemaTV(アベマティーヴィー)の著しい成長を受けてか、終始朗らかに見えた。

同氏は5月24日、サイバーエージェントとテレビ朝日の合弁企業、株式会社AbemaTVが代理店向けに開催した、事業戦略と広告商品に関する発表会「AbemaTV Ads CONFERENCE 2019」に登壇。ローンチ時に掲げていた目標「WAU(ウィークリー・アクティブ・ユーザー)1000万」の達成も見えてきたAbemaTVの現状と、今後の展望を語った。

最近は、AbemaTVで新たにスタートした競輪チャンネルにハマっているという藤田氏。「自宅でお酒を飲みながら観ているのがたまらない」と話し、会場の笑いを誘った。本記事では、そのときの内容を全文書きおこし形式でお伝えする。なお、一部読みやすさを重視して、編集を加えている。

ローンチ時の目標は射程内

本日はAbemaTVの現状と、今後の方針をお話しします。昨今、テレビが観られる機会は減り、スマホが可処分時間の多くを占めるようになりました。そこで、UXやUIを工夫し「インターネット上に最適化されたテレビ局を作ろう」という考えで、テレビ朝日さんと合弁ではじめたのがAbemaTVです。今年で開局から3年目を迎えることになりました。

おかげさまで、令和に入る直前の4月30日には、アプリのダウンロード数が4000万に到達しました。開局したばかりのころは、プロモーションを強化してDL数を伸ばしていたこともありましたが、最近はオーガニックで成長してきています。

ちなみに、はじめての決算説明会でお話した1000万WAUという目標ですが、現在は900万台まで伸びており、ほぼ達成が見えています。そもそも、なぜ1000万なのか。これは、広告モデルのメディアビジネスは、とにかくたくさんの人が見る、大規模なものでなければ成立しないからです。なので、この数字を最低限の目標として掲げてきました。

次に、競合と比較したときの現況をお伝えします。これはApp Ape(フラー株式会社が提供する、アプリ分析ツール)のデータです。AbemaTVはいま、CGM(Consumer Generated Media:消費者生成メディア)であるYouTubeを除外した場合、国内最大級のMAUを抱えています。もっというと、NetflixやAmazonプライムは我々のような広告モデルではないので、そのふたつを除外すると、おそらくダントツの規模ではないでしょうか。また、ユーザーの半数以上が18-34歳で構成されており、若年ユーザーへのリーチに強いという、ほかの動画メディアにはない強みを持っています。

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最終更新:6/15(土) 7:10
DIGIDAY[日本版]

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