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城田 優 主演 ブロードウェイ・ミュージカル『ピピン』の振付家スペシャルインタビュー

6/15(土) 11:30配信

T JAPAN web

振付家 チェット・ウォーカーが語る、前人未踏の快挙を成し遂げた師匠 ボブ・フォッシー

 6月10日に日本キャスト版が開幕した『ピピン』は、2013年にトニー賞の最優秀リバイバル作品賞など主要4部門を受賞したブロードウェイ・ミュージカルだ。そのオリジナル版の初演は1972年。映画『キャバレー』でアカデミー賞、テレビ『ライザ・ウイズ・ア・Z』でエミー賞を取ったボブ・フォッシーの構想および演出・振付によるもので、フォッシーはこの舞台『ピピン』ではトニー賞(最優秀ミュージカル作品賞と同振付賞)を獲得。アカデミー、エミー、トニーのアメリカ三大ショービズ賞をひとりで、しかも一度に受賞するという、前人未踏の快挙を成し遂げた。

 チェット・ウォーカーは、『ピピン』をはじめとするフォッシー作品の数々にダンサーとして出演し、振付や演出のアシストを担った、当時のフォッシーの仕事ぶりと人となりをもっともよく知る人物のひとり。今回のリバイバル版『ピピン』でも、振付だけでなく、作品のスピリットをキャストやスタッフに伝える重要な役割をつとめている。「1970年代に創った『ピピン』をただ再現しようとしたら、フォッシーさんはきっと怒ったでしょう。過去を振り返ったり、同じところに留まっていることが大嫌いな人でしたからね。今回の『ピピン』は、彼のテイストやスタイルを残しつつ、21世紀の今にフィットする新しいものになったと自負しています。サーカスの世界で物語が展開するという、演出のダイアン・パウルスのアイディアも素晴らしい。ゴージャスでミステリアスな見た目だけでなく、観客と舞台のあいだを継ぎ目なくつなげる効果を、見事に果たしています。フォッシーさんもサーカスが大好きだったんですよ。生きていたら、きっとこの舞台を気に入っていたと思うな」

「初演時の内容に固執するようなことは一切言わない」と、日本側スタッフが感心するウォーカーの姿勢は、まさに過去をなぞることを嫌悪したフォッシーの精神を引き継いだものなのだろう。そんな彼がダンサーとしてフォッシーに出会ったのは、19歳のとき。
「彼は私のことを、すごく面白い子だと思ったらしいんです。私たちのあいだには恋愛感情もなく、変に気を遣う必要もなかったせいか、私が畏れを知らないイノセントな人間に見えたらしい。私は自分自身のことを十分シニカルな人間だと思ってたので、その評価はいかがなものかと思うんですが(笑)」。終始早口でテンポよく、ときにおちゃめな表情を見せながら語る。

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最終更新:6/15(土) 11:30
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