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ぶっ飛びのポルシェ「356」、他に類を見ない存在感

6/15(土) 21:13配信

エスクァイア

ポルシェ「356」を唯一無二のカタチへとレストアしたものを、ポルシェ「356」“アウトロー”と呼んでいます。そのパイオニア的存在として、世界中から今もなお信者を増やし続けているロッド・エモリー氏(Rod Emory)。彼の最新作は、わずか1950ポンド(約884kg)という重量までそぎ落としたツインターボマシンです。

【動画&写真詳細】二度見するほど素敵にポルシェ「356」が蘇る ― 錆びついたマシンをレストア

 ポルシェのスペシャリストとして名高いロッド・エモリー氏は、ポルシェ「356」を常に驚くほど格好良くレストアすることで世界的に有名な男です。今回のクルマも、明らかにアウトローです。「356 RSR」と彼が名づけたこのマシンは、確かに「素晴らしい」のひと言です…。

 エモリー氏がある納屋で見つけたときは、錆びついた悲惨な状態の60年式「356Bクーペ」に過ぎなかったそうです。しかしご覧の通り、現在では見違えるものになっています。

 ボディーパネルだけでなく、フロアパンはすべてアルミ板を叩いて手作業で製作されたものに取り替えられています。見た目もクールな5本スポーク(タイヤから中心から放射状に伸びる線状部品がスポーク)からなるMOMOのホイールに合わせて、フェンダーも拡張されています。

 さらに、エアロダイナミクスの効率を考えられたリアエンドは、ティアドロップを細かくしたようなデザインになっています。すべてがとても人目を惹くデザイン。しかしながら好きか嫌いかは、その人によって別れてしまうかとは思いますが…。

エンジンもまた、ボディーと同じように面白いものとなっています。

 そもそもはポルシェ「911」の3代目モデルにあたる964型世代の、水平対向6気筒エンジンを使用しています。が、中間の2本のシリンダーは切り取られ、ポルシェ「356」本来の水平対向4気筒へと変身させているのです。

 さらにギャレット製のGT28Rターボチャージャー2台が、失われた2本のピストンを補う以上の働きをしてくれるのです。元来1.2リッターそこそこであるものを、2.4リッター(964型世代は3.6リッターですが、6気筒を4気筒にダウンさせているので…)のものに取り換えることによって、400馬力をわずかに下回るパワーを誇るマシンとなりました。そして、総重量は1950ポンド(約884kg)ですので…そんなクルマにとっては、この馬力は十分すぎるものではないでしょうか。

 エモリー氏はカーサイト「Hoonigan」にこのマシンを持ち込み、そのサイトの映像チャンネル「Build Biology」の中で、このインパクトの強いクルマへのレストアに多くの尽力を注いだことを語っています。

最終更新:6/15(土) 21:13
エスクァイア

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