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“身軽さ”と“リスクヘッジ”を兼ね備えたサヴァイヴァルガジェット──WIRED FETISH #8

6/15(土) 13:10配信

WIRED.jp

トレイルにひとたび足を踏み入れれば、すべてが満たされる都市とは違い、水や電源といったライフラインから切り離される。どのような装備をもつべきか。食料、水はどれくらい必要か。そのとき己の経験と知恵が頼みの綱となる。そんなシヴィアな環境に身を置くことが、アウトドアアクティヴィティの魅力のひとつといえる。最低限のライフラインを確保するシンプル、かつミニマルなガジェットを携えてアウトドアフィールドで過ごせば、人間の眠った能力を呼び覚ましてくれるはずだ。

ミニマルなガジェットを携えてアウトドアフィールドで過ごせば、人間の眠った能力を呼び覚ましてくれるはずだ。

溢れかえる情報から逃れたければ、文明からほどよく切り離されたトレイルで過ごしてみてはどうだろうか。

トレイルに足を踏み入れるとき、最も重要なライフラインとなるのは水だろう。しかし、水はかさばる代物。身軽さを優先するがあまり、手持ちの水を減らしてしまうことは、たとえ里山であってもリスクでしかない。何でも手に入る街中であれば困らないことも、アウトドアフィールドでは死活問題となるのだ。

そんなとき、この手のひらに乗るほどの極小浄水フィルターがあれば、“身軽さ”と“リスクヘッジ”という二律背反する願望を叶えてくれることだろう。

さらには、バッテリーを兼ねたランプを携え、野性を呼び覚ますサンダルを履いたミニマルなスタイルでトレイルを闊歩すれば、人間の眠った能力を呼び覚ましてくれるはずだ。

01 SAWYER PRODUCT SAWYER Mini SP128

1984年に米国のフロリダ州で創業したソーヤー プロダクツは、ウォーターフィルター、サンスクリーン、ファストエイドキットなどの製品によって、さまざまな自然の驚異に晒される人々の問題解決に取り組んできたメーカーだ。

とりわけウォーターフィルターは、開発途上国や難民キャンプ、自然災害の罹災者など、水資源の調達が困難な人々に清潔で安全な水を提供する取り組みで絶大な存在感を発揮。汚水を原因とした、さまざまな健康被害の減少に貢献している。

その携帯サイズである「ソーヤーミニSP128」も、腎臓のろ過機能を応用して開発した中空糸膜のスクイーズフィルターを採用。自然水に含まれる有害なバクテリアや微生物といった病原菌の99.99999パーセントを除去してくれるという浄水器だ。米国環境保護局(EPA)の基準をクリアし、国連でもその効果が認められており、世界70カ国を超える国と地域で使用されている。

本体の長さは135mmと小さく軽量で、持ち運びやすく、取り扱いも簡単。付属のパウチだけでなく、市販のペットボトルにもセットできるので、抜群に汎用性が高い。また薬品や動力を必要としないうえ、フィルターはこまめに洗浄すれば、約38万リットルの自然水を浄水できるという。ほぼ交換不要といっていいだろう。

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最終更新:6/15(土) 13:10
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