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カナダの注目女優が語る、若者が自分を見失う理由「目標は見つけるものではない」

6/15(土) 8:45配信

bizSPA!フレッシュ

挫折することで自分を受け入れられるようになる

――インスタグラムで見るカレルさんはとても明るくて、本作とは全く違う雰囲気ですね。

カレル:レオニーとは真逆で、私は都会の放任主義の家庭で育ちました。だから、彼女みたいにシニカルや反抗的な態度をとったことは、あまりないかも。まぁ、ティーンならではの反抗期はありましたけど(笑)。もし、レオニーのような地方で生まれ育っていたら、芸能界があまりにも遠い世界だと思って女優を目指さなかったかもしれませんね。

 私が女優になったのは11歳だったので、学校も定期的に行けなかったし、人より早く大人の世界に入ったことで、大変な経験もしました。大人の世界のなかで孤独を感じたり、自分のイメージ戦略に翻弄されたり、演技を批評されたり……。ただ、人生の挫折や壁を乗り越えていくと“自分”が見えてくるんですよね。自分を受け入れるしかなくなってくるというか(笑)。

――11歳で女優になったきっかけは?

カレル:ほかの子供たちがアニメを観ている傍ら、小さな頃から実写映画が大好きで、自分自身でこの世界に入ろうと決心したんです。たまたま母親の知り合いがアーティストのエージェンシーで働いていたので、私から直接その人に電話していろいろと聞きました。もちろん、両親は大反対ですよ!(笑)両親は私の学業がおろそかになることを心配していたので、できるだけ学校を優先することを約束して、やっと許してもらいました。

仕事で迷ったときは別のことをやってみる

――実際に女優の仕事を始めて「想像していたのと違う」なんて思ったことはなかったのでしょうか?

カレル:一般的に子供たちは学校を通して、「どんな職業につきたいのか」「人生で何を成し遂げたいのか」を発見していくと思うんです。私の場合は、その前に自分の道を見つけてしまったんですが、あるとき、「女優なんかじゃなくて、もっと現実的な仕事に就いたほうがいいのかも」という迷いを感じたことがあって、レストランの厨房で働いてみたりしました。やってみたらどうしても好きになれなくて、すぐに辞めてしまいましたが(笑)。

 女優を目指した当初は映画に出演したかったんですが、ケベックで演技のキャリアをスタートするにはテレビから始めるのが一般的なんです。でも、自分の演技に消化不良のまま進んでいくスピードの速いテレビの撮影に、私はどうしてもなじめなかった。それでも、テレビの仕事を続けていくうちに映画のオファーが来るようになり、自分の好きなことがやっと、少しずつやれるようになりました。

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最終更新:6/15(土) 8:45
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