ここから本文です

付き合いよりも役立つ情報を 中外製薬女性MRの挑戦

6/16(日) 7:47配信

NIKKEI STYLE

「1対1の信頼関係を築くことが営業力につながる」とされてきた医薬品業界のMR(医薬情報担当者)の担当制度。その制度の根本から見直し、「コンシェルジュ型営業」を提案、実験的に現場で運用してみたのが中外製薬の「チームCSK」だ。様々な業種から選抜された営業職女性が主役となって、現場発の働き方改革案をプレゼンテーションするプロジェクトの「新世代エイジョカレッジ(エイカレ)」において、2019年2月に開催されたサミットで大賞に選ばれた。5人のメンバーに話を聞きました。

■MRは担当制という常識を疑うところからスタート

白河桃子さん(以下敬称略) エイカレは私も審査員として毎回とても楽しみに参加しています。サミットで栄えある大賞に選ばれたのが、中外製薬でMRとして活躍する皆さんでした。受賞おめでとうございます!

一同 ありがとうございます!

白河 エイカレが立ち上がった背景に「営業職女性の9割が入社10年以内に営業という仕事を辞めてしまう現状を変えたい。長時間労働に頼らない働き方を創出していこう」という課題意識がありました。5期目となる18年は、「破壊と創造」をテーマに137人のエイジョたちが「当たり前」を疑い、次世代の営業モデルとマネジメントの創出を目指して競いました。皆さんがどのような働き方のモデルを発信したのか、その議論のきっかけとなった問題意識も含め教えてください。

小林真由さん(以下敬称略) 私たちが提案した次世代営業モデルは、「コンシェルジュ型営業」です。MRは医師に医薬品の情報を提供する製薬会社特有の営業職で、1人のMRが1人の医師を定期的に訪問して面談の時間をいただく「担当制」が、業界の常識でした。1対1の信頼関係を築くことが営業力につながると長らく信じられてきたのですが、「この担当制という当たり前は本当に必要なの?」という疑問の声が上がったことが、議論の出発点になりました。

白河 クリニックの診察時間のお昼休みや終わり際に来て、資料を抱えてスーツ姿でじっと立って待っている人、よく見かけますよね。医師の業務が落ち着いてからやっと営業の仕事が始まるわけなので、予定が立てづらく、どうしても長時間労働が常態化することになります。でも、それが長らく当たり前になっていると、疑問にさえ感じなくなるものだと思うのですが、なぜ課題として目をつけたんですか。

1/2ページ

最終更新:6/16(日) 12:15
NIKKEI STYLE

記事提供社からのご案内(外部サイト)

ライフスタイルに知的な刺激を。
生活情報から仕事、家計管理まで幅広く掲載
トレンド情報や役立つノウハウも提供します
幅広い読者の知的関心にこたえます。

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ