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アンジュルム和田彩花 卒業記念 みうらじゅんと「仏像とアイドル」を語る(仏像編)

6/16(日) 12:30配信

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ものすご~くセクシーな仏像?

和田 みうらさんの場合、一番好きな仏像って何になるんですか? もちろん「好き」にもいろんな種類があるとは思うんですけど。

みうら そうですねえ。いろいろおられるんですけど、滋賀県にある渡岸寺の十一面観音は、やっぱりすごいですよ。

和田 渡岸寺の十一面観音ですか? すみません、知らなかったです。

みうら 仏像というと、やっぱり京都と奈良が中心になりがちだけど、実は滋賀も相当アツいんですよね。琵琶湖一円を僕は「仏ゾーン」って呼んでいます(笑)。たぶん大陸から仏像が入ってきたとき、若狭(福井県)のあたりから滋賀を通って京都にたどり着いたんじゃないですかねえ。ぜひチェックしてみてください。

和田 そうか~。滋賀県のお寺は完全に盲点でした。行ったこともないし、ぜひ攻めてみたいです!

みうら 攻め込んじゃいけませんよ(笑)。渡岸寺の十一面観音の特徴は、顔の両脇にヘッドフォンのように2つの顔が並んでいるところです。十一面だからいろんな表情の顔が並んでいるんですが、裏には暴悪大笑面っていうあざけり笑う顔もあるんです。異形なんだけど、ものすご~くセクシーな仏像なんだわ。

和田 うわ~、見たい!

みうら 和田さんも見たら一発で好きになると思います。エキゾチックなお顔でキュッと腰をひねってらっしゃる。

不満は仏像が好きな私を面白がられること

──みうらさんの場合、趣味の仏像巡りが仕事に繋がった稀有な例だと思いますが、和田さんの仏像好きが仕事に影響を与えることは?

和田 ファンの方に「あやちょのおかげで自分も仏像に興味が出てきたんだ」って言われることは当然あります。私が『見仏記』を通ったことで仏像を身近に感じられるようになったのと同じく、私も自分の分かりやすい言葉で仏像の魅力を伝えていきたいなと思っているんですよ。

みうら よろしくお願いします! もっとテレビとかで発信していってださいよ。仏教界も和田さんに盛り上げてほしいと思っているでしょ、そりゃあ(笑)。

和田 そうなんですか?

みうら 若い人にもお寺の魅力を広めたいっていうのは真剣に考えていると思いますよ。しかも、僕らのようなジジイじゃなく、こんなに可愛くて、しかも仏像の魅力を熱く語る子がいたら、お寺の方も放っておかないですって(笑)。

──和田さんの仏像好きは、「タレントとしての特徴を作ろう」というところから始まったものではないですよね。

和田 そうですね。別に私はこれを仕事に結びつけたいなんてまったく思っていなくて、単純に好きだから公言しているだけなんです。だけど仏像って引っ掛かりワードとしては抜群なんですよ。「女の子なのに仏像が好き? なんで?」っていう反応が結構多いんですね。あと、よくあるのが面白がられるパターン。正直言って、それはまったく納得いっていないです。だって私が夢中になって話せば話すほど、ニヤニヤ笑われるんですよ?

みうら 和田さん! 申し訳ないけど、それはしょうがないです(笑)。ずっとその状態は僕が小学生時代から変わっていませんから。

和田 そうか~(笑)。

みうら だからこそ、和田さんみたいな存在は、これからますます貴重になっていくんじゃないかと思いますけどね。

(「アイドル」編に続く/17日(月)午前6時30分公開予定)

▽和田彩花(わだ・あやか)
1994年8月1日生まれ、群馬県出身。A型。ニックネームは「あやちょ」。2009年にスマイレージのオリジナルメンバーとしてデビュー、2015年にアンジュルムへと改名。現在に至るまでリーダーとしてグループを牽引しつつ、2016年よりハロー!プロジェクトリーダーも務めている。

▽みうらじゅん
1958年2月1日生まれ、京都府出身。AB型。イラストレーターなど、幅広い分野で活動している。信仰や美術品としての視点とは異なる独自の観点から各地の仏像を鑑賞することを目的に、いとうせいこうと共著した『見仏記』は和田を始め、多くの仏像初心者に影響を与えた名著。

月刊エンタメ編集部

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最終更新:6/16(日) 12:30
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