ここから本文です

ホンダ インサイト|走り、燃費、デザインを高次元で調和させたスポーティなエコカー【石川真禧照の名車を利く】

6/16(日) 9:01配信

サライ.jp

文/石川真禧照(自動車生活探険家) 

F1などの競技で培かった技術を活かした高性能な車づくりに定評のあるホンダ。同社初のハイブリッド車が5年ぶりに日本市場に復活した。独自の動力システムを搭載する魅力満載の4ドアセダンだ。

ホンダ初のハイブリッド車として、1999年に発売されたのがインサイトである。初代はふたり乗りの2ドアクーペだった。それより2年早く登場したトヨタのハイブリッド車プリウスが5ドアの実用車であったのに対し、ホンダ
はスポーツカーのイメージをハイブリッド車でも打ち出した。

2代目は車体形状を大幅変更し、実用重視の5ドアハッチバックとして2009年に登場。'14年まで販売された同車は、200万円を切る低価格で評判を呼んだ。販売台数でプリウスを上回った時期もあり、ハイブリッド車の普及にひと役買ったといえる。

3代目は昨年末に登場した。2代目の販売終了から約5年ぶりのことで、国内販売が開始された新型インサイトは、現行のプリウスよりも大きく、中型4ドアセダンとして甦った。主市場を北米に定めたことによる大型化である。

前席の着座位置はやや低めだが、座面や背もたれは体をしっかり支える形状。シート素材はファブリックの他に本革(写真)も用意されている。

後席の着座位置もやや低めだが、前席との距離に余裕をもたせており広々としている。後部窓が近いので、頭上はやや圧迫感がある。

シフトレバーは存在しない

新型インサイトのガソリンエンジンは1.5L。モーターを動かす電池は後席下に格納されている。通常、オートマチック車は走り出す前に走行モードを切り替えるシフトレバーをDレンジに入れるが、同車にはシフトレバーはなく、助手席との間に備わるボタンで前進や後退、駐車などのモードを選択する。Dボタンを押すと走行準備完了となる。

アクセルペダルを踏み込み、ゆっくり走り出す。床下という車体の最下部に電池を搭載しているので、峠などの急カーブや高速道路でも非常に安定している。乗り心地はやや硬めだが、アクセルペダルの操作に対する反応はよく、加減速はじつにスムーズだ。

1/2ページ

最終更新:6/16(日) 11:02
サライ.jp

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事