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WRCグループBクラスのホモロゲーションカー、MG「メトロ6R4」を発見

6/16(日) 21:11配信

エスクァイア

「公道を走るF1」とも謳われたWRC(世界ラリー選手権)のグループBクラス…。このたび、走行距離わずか7マイルという、グループBラリーのホモロゲーションカー MG「メトロ6R4」が発見されました。

【写真詳細】この幻とも言える1台…発見されたホモロゲーションカー MG「メトロ6R4」

 グループBラリーへの参戦に遅れをとったMG車を探している方はいませんか? であれば、今回発見されたこちらのクルマは、世界で最も珍しい案件となるでしょう。

 グループBは、33年前の1986年に終了しています。しかし、このラリーシリーズが産み出したアイコン的存在とも言える“ホモロゲーションスペシャルカー(認証された競技用車両ですが、公道も走れる特別な市販車のこと)”のほとんどは、レースカーに転用されたり…、すでに乗り潰されて廃車となってしまっていたり…誰かのコレクションとなり保管されていたりしています。

 けれど、このクルマはちょっと違います。

 これは現存する本物のMG「メトロ6R4」であり、その走行距離はわずか7マイル(約11km)しか走っていないという代物なのです。数十年にもわたって大切に保管されてきたこのクルマが、2019年7月にシルバーストン・オークションで出品されるそうです。

  資料によれば、この「メトロ6R4」は1986年12月にイギリス国内で、新車として販売されたそうです。元の所有者は自宅へ運んできたものの、その後まもなく亡くなってしまいました。そして未亡人がこのクルマを展示用にと、ドニントン・ミュージアムに貸し出すまで、10年近くもそのまま家のガレージに置かれたままだったそうです。

 現在の所有者が2002年にこのクルマを手に入れるまでは、走行距離計は5マイル(約8km)だったそうです。 その後、増えた2マイルは恐らくドライブトレイン内部の洗浄のために、ジャッキを立てた状態でエンジンを回したことによって追加されたものでしょう。このクルマは、いまでも納品されたときの状態を保っており、出荷時のワックスがコーティングされたままで、さらにシートもビニールシートで覆われたままだったのです。

 エンジンルームとキャビンは、経年劣化を感じさせるものの、車体はパーフェクトな状態と見えます。まさにタイムカプセルでやってきたような状態です。

 この「メトロ 6R4」は、グループBラリーの終了直前に登場したマシンでになります。自然吸気のV型6気筒をミッドシップ (Mid-Ship)とし、全輪駆動で走行、かの名車アウディ「クワトロ(Quattros)」や「ランチア「デルタS4(Delta S4)」と争うことを目的として生産されたものです。

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最終更新:6/16(日) 21:11
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