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「X-MEN」シリーズの混沌としたタイムラインを徹底解説

6/16(日) 21:42配信

エスクァイア

『X-MEN』、『X-MEN2』、『X-MEN: ファイナル ディシジョン』

 これらの「X-MEN」シリーズの初期3作品は、時間軸的な意味では最も理解が容易です。近未来を舞台にしたこのシリーズは、ヒュー・ジャックマン演じるローガン(ウルヴァリン)がプロフェッサーXのミュータント学校に出会うところから始まります。 
 
 シリーズ第1作目『X-MEN』では、X-MENが無慈悲な悪役のマグニートーと一般人をミュータント化(中には水たまりのようになってしまった人物も)する彼のハイテク装置から人類を守ります。 
 
『X-MEN2』では、生まれた息子がソシオパス的なミュータントだったという理由で、あらゆるミュータントの根絶を目指すストライカー大佐が登場し、原作コミックの物語により深くかかわっていきます。 
 
 このオリジナル3部作は、ひどく混乱を招く『X-MEN: ファイナル ディシジョン』で結末を迎え、この中ではミュータント治療薬が開発され、全面戦争が引き起こすことになります。

 この映画の中でファムケ・ヤンセン演じるジーン・グレイは、フェニックスとして目覚め、このストーリー展開はおよそ15年後のシリーズ最新作『X-MEN:ダーク・フェニックス』の中でも繰り返される可能性があります。また、『X-MEN: ファイナル ディシジョン』で、ジーンがプロフェッサーXを爆破したこと(文字通り粉々になってしまいます)、ウルヴァリンがジーンを殺したことは重要な点となります。

『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』、『ウルヴァリン: SAMURAI』

 ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンというキャラクターを主役にした、独自の3部作ができたことは認めがたいほど驚きでした。

 これらの作風がバラバラな3本の映画は、2017年に公開された『LOGAN/ローガン』 で締めくくられましたが、カナダ出身の野性的なスーパーヒーローは本当に数々の苦難を乗り越えてきました。 
 
 『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』のストーリーは1800年代にさかのぼり、序盤ではウルヴァリンがこの時代から現代までのあらゆる主要な戦争で戦う様子が描かれます。ローガンとセイバートゥースは異母兄弟という設定になっているようで、これらの戦争で一緒に戦っていますが、この2人はセイバートゥース役をまったく違う俳優が演じていた「X-MEN」第1作では、お互いを知ってさえいない様子でした。 
 
 『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』の大部分で舞台となるのは、1973年と1979年で、ローガンが自らの骨格に最強の金属を注入した研究所から逃げ出し、他のミュータントと出会って善人になることを決めたことでヒーローとして立ち上がっていく姿を描いています。この映画の中では、「X-MEN」シリーズに登場する多くのお馴染みのキャラクターたちの若き日が描かれ、この中にはサイクロップスやデッドプール、エマ・フロスト、そして気持ち悪いほど若返り処理されたプロフェッサーXも含まれています。

 ここで重要な点は、サイクロップスやエマ・フロストがティーンネイジャーに見えることと、プロフェッサーXが歩けること、そして、不死身なヒーローであるはずのデッドプールが死んだことです。 
 
 『ウルヴァリン: SAMURAI』は時系列的に、『X-MEN: ファイナル ディシジョン』以降の2013年ごろを舞台にしています。

 この映画では、ローガンが日本を訪れ、ジーン・グレイを殺してしまったトラウマからの安らぎを見つけようとします。物語の最後に、ローガンは何らかの理由で一緒に活動している様子のプロフェッサーXとマグニートーの2人に遭遇し、彼らはローガンを再びスカウトしようとします(この部分はほとんど説明されていません)。

 プロフェッサーXは『X-MEN: ファイナル ディシジョン』でジーン・グレイに粉々にされたはずですが、ここでは復活しています(これも説明されていません)。

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最終更新:6/19(水) 19:25
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