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強烈肘打ち、主審ゴング聞き損ね… WBSS大荒れ試合に海外波紋「無効試合にすべきだ」

6/16(日) 15:03配信

THE ANSWER

クルーザー級、肘打ちから騒動に…主審がラウンド終了のゴング気づかず、ダウン発生

 ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)クルーザー級準決勝は15日、マイリス・ブリエディス(ラトビア)がクジシュトフ・グロワキ(ポーランド)を3回KOで下し、決勝進出した。しかし、この試合では2回に後頭部への攻撃にブリエディスが肘打ちで反撃し、相手の顎を直撃。直後にはラウンド終了のゴングを主審が聞き損ね、試合が続行されてグロワキがダウンした。後味の悪い試合となり、海外では「エルボーが当たった」「無能な主審に欺かれた」と波紋が広がっている。

【画像】この一撃が発端!? 振り回したエルボーが相手に直撃、直後大荒れに…ブリエディスが演じた“強烈肘打ち”の決定的瞬間

 バンタム級では井上尚弥(大橋)も出場する世界一決定戦で、なんとも後味が悪い試合となってしまった。発端となったのは2回残り30秒。接近戦からグロワキが放った左フックが後頭部に入るような形になった。これに腹を立てたのか、ブリエディスは身を起こすように右肘を相手の顔に向け、そのまま顎に入った。たまらずグロワキはリングに倒れ込み、会場は騒然となった。

 ただ、これにとどまらない。一旦休憩を入れた後に試合を再開させると、ブリエディスが2回終了目前で強烈な右でダウンを奪うも、グロワキは立ち上がった。ここでゴングが鳴る。2回終了のはずだったが、あろうことか主審は気づかず、試合を続行させたのだ。けたたましくゴングが鳴り響く中、試合に集中していたブリエディスは再び、ダウンを奪取した。

 主審はそのままカウントを数えたが、グロワキは立ち上がって試合を続行。リングサイドの関係者が主審に対し、ゴングが鳴っていることをアピールする中、ようやく事態に気づいた主審はやっと2回終了を宣告したのだ。納得がいかないグロワキ陣営は主審に抗議したが、そのまま3回が開始。受ける必要のないダウンのダメージがあったのか、グロワキは直後にKO負けを喫した。

元Sミドル世界王者「ノーコンテストになるべき」「無能な主審によって欺かれた」

 肘打ちを巡る騒動で会場が騒然となり、主審も冷静さを失ってしまったのか。英紙「ザ・サン」は引き金となったブリエディスの肘打ちの決定的瞬間を画像付きで公開。事の顛末をレポートした上で格闘技界の反応を伝えている。

 元UFCヘビー級王者のダニエル・コーミエ(米国)は激怒したといい、「エルボーが当たった。レフェリーはゴングを聞いていなかった。ゴングの後、彼らは15秒ほど戦っていたと思う」と憤ったという。

 ボクシングのIBF元世界スーパーミドル級王者のカレブ・トゥルアックス(米国)は「ノーコンテストになるべきだ。ブリエディスは無能なレフェリーによって欺かれた」と主審に厳しく指摘し、無効試合を訴えたという。

 試合後、ブリエディス陣営は喜びを爆発させていたが、団体を超えて世界一を決めるWBSSにあって、アンフェアとも思える試合展開、そして結末はボクシング界に波紋を呼ぶことになってしまった。

THE ANSWER編集部

最終更新:8/3(土) 1:43
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