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令和でも「虚礼」をやめられない人間の悲しい性

6/16(日) 5:30配信

東洋経済オンライン

 新元号「令和」が到来して1カ月あまり。「無駄と感じることは、できるだけやりたくない」と考えるのが人間の性(さが)だが、なぜ実用性に欠く「虚礼」は令和でもなお残り続けているのか。

 年賀状、お中元、お歳暮は虚礼の3大巨頭とも言えそうだ。ほかにも結納やバレンタインデー、出張帰りの職場へのお土産なども挙げられるだろう。

 実は、こうしたものを無駄と思う風潮は昔からあった。1989(平成元)年に発売された書籍『現代無用物事典』(新潮文庫・朝日ジャーナル編)によると、当時、「無用」「無駄」と思われていたものが37項目紹介されている(理解が深まるよう、現在でも存在するものには「○」、減ったものには「△」、ほぼないものには「×」、むしろ増えているものには「◎」など補足をしておく)。

<『現代無用物事典』で紹介された37項目>
1:戒名 → △
2:電話の“お待たせオルゴール” → ○(ただし、固定電話の使用頻度は激減した)
3:電信柱 → ○
4:敷金 → △
5:公団の分譲住宅 → ○
6:有料道路 → ○
7:私物としての傘 → ○
8:500円硬貨 → ○
9:お正月 → ○
10:給与の銀行振り込み → ○
11:スボンのチャック → ○
12:プロ野球の引き分け → ○
13:マイルドセブン → ×(ただし、「メビウス」と名称変更しただけ)

14:校歌 → ○
15:朝会(朝礼)→ ○
16:合否電報 → ×
17:イッキ飲み → △
18:時価 → ○
19:ボトルキープ → ○
20:おいしい水 → ◎(むしろミネラルウォーターが大隆盛に)
21:アマチャヅル → ×(知らない人も多いだろう。一時期ブームになったお茶)
22:ホスト・テイスティング → ○(ワインをボトルで頼んだときに少し飲んで「ウン!」とやるアレ)
23:男性用化粧品 → ◎
24:キュロットスカート → ○

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最終更新:6/16(日) 5:30
東洋経済オンライン

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