ここから本文です

「不幸を招く」外れマンションの見分け方

6/16(日) 5:40配信

東洋経済オンライン

 「新築マンションは買った途端に2割も3割も値下がりする。それなら中古マンションのほうがお得」といわれることがあります。本当なのでしょうか?  少し考えてみたいと思います。

 マンションの購入に当たっては、大きく2つのニーズが混在していることが多いです。1つは「広い部屋に住みたい」とか「充実した設備に囲まれて暮らしたい」などと、居住性や快適性を高めたいというニーズです。もう1つは、「賃貸暮らしで高い家賃を払い続けるより、買ったほうが総額は安く済むかもしれない」とか「値上がりするエリアかもしれない」といった金銭的合理性や資産性を期待するニーズです。

 しかし、こうした2つのニーズは混在しやすい反面、「同時に満たす」のは簡単ではありません。

■実需と投資のニーズを同時に満たすのは難しい

 マンション購入のニーズについて、ちょっと専門的になりますが、もう少し掘り下げてみましょう。

 不動産業界では、買い手が住むための物件は「実需物件」、賃貸などで収益を得るための物件は「投資物件」と区別されています。実需と投資で、検索用のポータルサイトも異なったりします。

 実需物件を選ぶ場合、多くの人が広さや設備、ブランドなどを重視します。一方、投資物件を選ぶ場合は利回り重視で、家賃が高くなりそうな物件を安い価格で買えることを望みます。また、安定した家賃収入を得たいと考えれば、物件の広さよりも立地にこだわる必要があります。ここで問題は、立地と広さを兼ね備えた物件というのが一般に高価格であること。そのため、投資物件の買い手は、広さのほうを妥協して物件を選ぶことになりがちです。広さの妥協は居住性を譲ることでもあるため、実需と投資のニーズを同時に満たすことも簡単ではないということができます。

 できる限り2つのニーズを満たすマンションを探すには、どうしたらいいか。最近、「半投半住」という考え方が広がりつつあります。投資的な観点で「資産価値を維持しやすい」物件を「住まいとして買う」際にも気にかけましょう、という考え方です。つまり、自分たちが購入し暮らそうとしているマンションは、将来、貸したり売ったり簡単にできる物件なのかどうか、そこを意識するということです。

 こうした「半投半住」を重視して物件を探している人から、「いろいろ見て回ったが、新築でも中古でもあまり価格が変わらない」という声を聞くことがあります。

1/3ページ

最終更新:6/16(日) 5:40
東洋経済オンライン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ