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不動産売却時の「内覧・内見」までに売主がすべき対策、注意点を解説!"掃除や片付け"で、100万円単位の売却価格アップも

6/16(日) 9:20配信

ダイヤモンド不動産研究所

戸建てやマンションを売る際に行う「内覧(内見とも言う)」は、高値売却のチャンス? ここでは、売主が内覧の当日までにできる対策として、「家のメンテナンスの状況」をより良く見せるノウハウを詳しく紹介しよう。実は、専門の業者に依頼せずとも、売主自身が掃除などの対策をちょっとした手間をかけてするだけで、100万円単位で不動産の売却価格が上がることもあり得るのだ。(住宅・不動産ライター 椎名前太)

一般媒介で”売るチャンス”を最大化

まずは「内覧(内見)」に至るまでの、不動産売却の流れを簡単におさらいしよう。

 一般的に戸建てやマンションを売却する際は、買主を見つけてきてくれる不動産仲介会社と媒介契約を結ぶ方法と、不動産会社に直接買い取ってもらう方法がある。媒介契約を結ぶ場合、売却(現金化できる)までの期間の目安はおよそ3カ月だ。一方で、買い取りの場合は、すぐに現金化できるというメリットはあるが、不動産会社としては転売を目的に買い取るので、その利益分を差し引いた価格での売却となる。より高値での売却を目指す時間があるなら、前者の媒介契約を結ぶ方法を選ぼう。

「不動産一括査定サイト」などを利用して複数の不動産仲介会社に査定を依頼した後、契約する不動産仲介会社を決定する。契約方法は「一般媒介」「専任媒介」「専属専任媒介」の3つがあるが、基本的には複数の不動産仲介会社に販売を依頼できる「一般媒介」をおすすめしたい。複数の不動産仲介会社に売ってもらうので管理の手間はかかるが、買主との接点が増えるメリットや、不動産仲介会社同士を競わせることで早期に売れる可能性もあるからだ。そして売出価格を決めたら、いよいよ売却のスタートとなる。
【不動産売却の流れを詳しく知りたい方はこちら】>>【不動産売却の基礎知識】高値で売却するための、査定方法、費用、手続きの流れとは?

きちんと「メンテナンス」していることをアピールせよ

 売却を開始して順調にいけば、「内覧(内見)」希望の問い合わせが不動産仲介会社に入るだろう。内覧希望者は、一般的に以下のような項目をチェックして、購入するかどうかを判断している。

・築年数
・立地(最寄駅からの距離など)
・周辺環境(商業施設の有無など)
・間取り
・設備(システムバス・キッチンなど)
・劣化状況
・メンテナンス状況 しかし、この中で内覧が決定した後に売主自身がコントロールできるのは「メンテナンス状況」だけだ。そのため内覧時には、このメンテナンス状況を分かりやすくアピールすることが有効となる。「それだけ!?」と思うかもしれないが、内覧希望者も人間だ。たとえ立地や間取りが同じ住宅でも、入った瞬間「なんだこの汚い家」と感じるのと、「この家はきちんとメンテナンスされている!」と感じるのでは、当然ながらきちんとメンテナンスされている方が好印象になる。

 きちんとメンテナンスされていることが一目で分かれば、契約を決断する大きな要素になるし、「こんな丁寧に扱われている物件はほかにない!」と感じてもらうことで値引き交渉を避ける効果もある。高額商品である住宅は、一般的に数十万円から100万円以上の範囲での値引き交渉となる。それゆえ、値引き交渉なく成約すれば、100万円単位で高く売れることもあり得るのだ。

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最終更新:6/22(土) 8:30
ダイヤモンド不動産研究所

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