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いつか泳ぎたい、神秘の泉セノーテ4選、メキシコ

6/17(月) 7:20配信

ナショナル ジオグラフィック日本版

マヤ文明の遺跡からタクシーの「元洗車場」まで、歴史に彩られた水の世界

 メキシコのユカタン半島で最も有名な旅の目的地は、おそらく人気のリゾート地カンクンだろう。しかし、見過ごされがちだが、ユカタン半島には無数の美しい泉、セノーテが点在する。セノーテは重要な水源であるだけでなく、地下世界への神秘的な入り口とされ、古くから陶磁器や宝飾品、ときには人間がいけにえとしてささげられてきた。現在、多くのセノーテは、地元の人だけが水遊びをする穴場スポットになっている。

ギャラリー:セノーテ マヤの聖なる泉 写真11点

 はるばる訪れて水遊び(あるいは写真撮影)をする価値がある、歴史に彩られたセノーテを4つ紹介しよう。セノーテを探索するだけでなく、地元の人々や先住民のビジネスを支援してほしい。また、旅行者が増加しているため、豊かな自然環境に傷跡を残さないように気を付けたい。

チチェン・イッツァのセノーテ・サグラド

【行くべき理由】
ユカタン半島で最も有名なマヤ文明の遺跡で、ユネスコ世界遺産にも登録されているチチェン・イッツァを訪れよう。階段ピラミッドの頂上に神殿が立つ高さ約30メートルのエル・カスティーヨ。その近くにあるセノーテ・サグラドでは、雨の神にささげられたと思われる人々の遺骨が発見されている。神聖な場所のため、遊泳は禁止されているが、写真撮影用にカメラを持って行こう(つばの広い帽子も忘れずに)。

【行き方】
チチェン・イッツァの入場料は、外国人は480ペソ(約2640円)。周辺のホテルは法外に高いため、メリダまたはカンクン経由で、歴史ある魅惑的な町バジャドリドに行き、そこで宿泊するといい(バジャドリドにも公共のセノーテが15カ所ある)。ホテル・ポサダ・サン・フアンの客室には、ベッドだけでなくハンモックも付いており、地元のスタイルで眠ることができる。食事も地元のスタイルをまねしてみよう。レストラン「ジェルバブエナ・デル・シサル」では、ジーレ・パク(フムスに似たパンプキンシードの軽いスプレッド)を味わえる。

トゥルムの「カーウォッシュ」

【行くべき理由】
直径約45メートル、深さ15メートル余りのセノーテ。かつてタクシー運転手たちがセノーテを訪れ、洗車していたことが名前の由来だ。現在は洗車場ではなく、シュノーケリングや洞窟ダイビングの穴場となっている。ぜひシュノーケリングの道具を持参し、カラフルな魚やカメを探してみよう。クロコダイルを見かけることもあるが、必ず安全な距離を保つこと。

【行き方】
飛行機でカンクンに行き、トゥルムのミ・アモール・ホテルに滞在すれば、考古学者の案内でマヤ文明の遺跡を見学するなど、地元のプチツアーを楽しめる。カーウォッシュ・セノーテはホテルからタクシーで15分。入場料は50ペソ(約275円)だ。セノーテから戻ったら、地元の人たちが通う店「エル・リンコン・キアパネコ」で、メキシコの定番タコス、タコス・アル・パストールやアグア・フレスカ(フレッシュジュース)、エンパナーダ(具入りのパン)を楽しもう。

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