ここから本文です

カレーはアンチエイジング食?|医師が考える「船とカレーの知られざる話」

6/17(月) 6:02配信

サライ.jp

カレーは体に悪そうな料理?

カレーは体に悪そうなイメージがありそうですが、ラーメン、ミートソーススパゲッティと比べてみましょう。
カロリーは「カレーライス:658キロカロリー、ラーメン:478キロカロリー、ミートソーススパゲッティ:726キロカロリー」
食塩は「カレーライス:2.2グラム、ラーメン:5.9グラム、ミートソーススパゲッティ:3.1グラム」です。

香辛料を多く含むカレーは、塩分を少なくしても味がしっかり出やすい特徴があります。
鶏肉の皮を取る、脂身の少ないヒレ肉、肉の代わりに大豆や水煮缶を使用するなど調理に工夫をすれば、糖尿病などを患う方も食べることが出来ます。

海自カレーと海保カレーどちらが先か?

広島県呉市で海上自衛隊の基地や艦艇で実際に食べられている30種類のカレーを市内飲食店で食べられる「呉海自カレー」があり、以前に私も取材しましたが地域も盛り上がっていました。

1945年終戦で日本海軍が解体されたことで、密輸の増加、放置された機雷や沈没船が日本の復興に支障を来しました。これらの事態に対処するため、旧海軍や商船関係者が集まり1948年海上保安庁、その後1952年に海上自衛隊が設立されました。旧日本海軍が担っていた業務を現在は、海上保安庁と海上自衛隊が協力して行っています。

もし「海軍カレー」が元祖なら、伝統としては「海保カレー」が古いはずですが、食料供給が難しい時代で残されている資料も乏しいため、はっきりはしません。

海上自衛隊は毎週金曜の昼はカレーと決まっていますが、海上保安庁は船が港に入る日や長い航海の折り返し地点など船ごとにカレーの日が決められています。

「伝統の海保カレー、盛り上がりの海自カレー」と言えるかもしれませんね。

船飯カレーコンテストとは?

海上や船上という環境で働く海上保安官に「食事」はとても重要です。電話やメール、SNS、家族や友人たちと連絡の出来ない状況はなかなか想像できませんね。船での食事「船飯(ふなめし)」を通じ、海の安全や犯罪対策など幅広い任務を行う「海上保安庁」への関心を高めてもらうために2018年「第四管区海上保安本部」で「船飯コンテスト」が企画されました(第1弾がカレー)。

巡視船艇の中で食事を作るのは、経理や物品管理なども行う「主計科」職員です。料理だけでなく通常の乗組員の仕事も同時に行っていて、なかには「潜水士兼料理人」という人もいます。


海上保安官は、陸上勤務や航空機乗務もあるため、全員が「船飯」を食べている訳ではありませんが、「日本の海は船飯が守っている!」と言っても過言ではないでしょう。

2/3ページ

最終更新:6/17(月) 18:31
サライ.jp

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事