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急成長する「ソーシャルVR」の世界で、人々は自らつくった世界でコミュニケーションする

6/17(月) 12:15配信

WIRED.jp

ソーシャル仮想現実(VR)の「Rec Room」が2016年夏にサーヴィスを開始したときの印象は、インターネット上にまたひとつVRを楽しめるミニゲームを集めたプラットフォームが登場した、という程度だった。

【動画】ソーシャルVRサーヴィス「Rec Room」

当時から確かに、自分のアヴァターに服を着替えさせる機能も、ゲームの中心地であるジムのような場所で出会った人に話しかける機能も備わっていた。そこで、ドッジボールやペイントボールをすることもできる。だが、ユーザー同士でわいわい盛り上がるカートゥーン風の美的センスに似合わず、そこでは「とてつもないこと」が進行していたのだ。

インターネットの世界では、3年前といえば遠い過去の話だろう。いまやRec Roomは、活気溢れる一大ソーシャルワールドになっている。しかし、それよりも重要なのは、一連の大規模なアップデートを経て、Rec Roomが多種多様な表現ツールとしての役割をも担うようになったことだ。

ユーザーたちは、各種創作ツールを駆使して思いのままに環境を整備し、ピクサーの映画を再現したり、ビートルズのアルバムを本物そっくりにカヴァーしたりしている。そこには実際にプレイできるモノポリーの巨大なゲーム盤も、足を踏み入れて探検できるダンジョンもある。クリエイターたちは、自身のライヴDJやInstagramにアップしたコメディショーの映像など、さまざまな素材の売り込みに余念がない。

現時点では利用者の総滞在時間の3分の2が、ユーザーたちのつくった部屋(ルーム)で費やされている。なかには50万人を超えるヴィジターを集めるルームもあるほどだ。

スタンドアローン型のVRヘッドセット「Oculas Quest」が発売されたとき、プレイできるソーシャルゲームはふたつだけだったが、Rec Roomはそのうちのひとつだった。そして、ベータ版としてサインアップ可能なiOSヴァージョンが公開予定ということもあり、Rec Roomの成長はまだまだ止まりそうにない。

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最終更新:6/17(月) 12:15
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