ここから本文です

G20、エネルギー転換と気候変動の調和へ

6/17(月) 15:47配信

オルタナ

「G20持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合」が6月15日~16日、長野県軽井沢町で開催された。世耕弘成経済産業相、原田義昭環境相が共同議長を努めた。(オルタナ総研コンサルタント=室井 孝之)

冒頭のエネルギー・環境合同セッションで世耕経産相は次の様に述べた。

1.パリ協定を踏まえ、地球温暖化問題と、世界の経済成長を支える安価・安定的なエネルギー確保と言う異なる価値を同時に実現するエネルギー・環境政策が求められている。
2.日本のエネルギー転換・低炭素のキーテクノロジーは、「水素」「CCUS(化石燃料の低炭素化)」「カーボンリサイクル(CO2の炭素資源としての再利用)」である。


3.脱炭素社会の実現に向け、今秋には「TCFDサミット」「グリーン・イノベーション・サミット」を開催する。

複数回のエネルギーセッション、環境セッションを経て採択された共同声明のポイントは次の通り。

1.「パリ協定」に着実に取り組む。
2. エネルギー転換を加速化する為に、イノベーションによる『環境と成長の好循環』を実現する。
3.海洋プラスチックごみ汚染問題に対し、各国が自主的な対策を実施し、その取り組みを定期的に報告・共有する枠組みを構築する。

G20に合わせ、経済産業省及びIEA(International Energy Agency:国際エネルギー機関)は、水素協議会との連携の下、「G20 IEA水素レポートローンチイベント」を6月14日、同町で開催した。

イベントでは、IEAファテイ・ビロル事務局長が水素レポートを発表し、世耕経済産業大臣が「今年9月に第2回水素閣僚会議を開催し、水素社会実現に向けた具体的取り組みを議論する」と述べた。

イベント会場とG20会場との記者団の移動には、ユーグレナ(東京・港、出雲充社長)のミドリムシ入りの次世代バイオディーゼル燃料「ユーグレナバイオディーゼル燃料」のバスが使用された。

G20において、日本提案の「世界の主要な原子力利用国による最終処分国際ラウンドテーブル」の立ち上げに関する公式発表がされた。

ラウンドテーブルは、「最終処分の実現に向けた国際協力の『基本戦略』の策定」「対話活動の知見・経験を集めたベストプラクティス集の策定」を目指す。

第1回は、10月中旬にパリで開催される。アメリカ、フランス、中国、ロシア、韓国、カナダ、イギリス、ドイツ、フィンランド等が前向きな意向を示している。

G20会場で使用する電力の一部には、ながの電力(小布施町、代表取締役:磯野謙、丸山康照)の小布施松川小水力発電所からのCO2排出量ゼロの電力が供給された。

最終更新:6/20(木) 23:26
オルタナ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事