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なぜ急激に増加? アクセルとブレーキの踏み間違い事故が起こるワケ

6/17(月) 11:40配信

Auto Messe Web

肉体的な衰えが事故を招く

 高齢ドライバーの起こす交通事故が目立っている。その中にはアクセルペダルとブレーキペダルを踏み間違いが原因と報道されているものが目に付くという声もある。実際、交通事故は減少傾向にあるとはいえ、2018年でも43万件が発生、52万4695人もの方がけがをされ、3532人の方々が残念ながら亡くなってしまった。

意外に難しい左足でのブレーキ操作

 この数字からすると、毎日10名程度の方が交通事故で亡くなっており、1200件近い交通事故が起きている計算になる。報道されている交通事故はごく一部であり、それを持って高齢ドライバーのペダル踏み間違い事故が多いと判断するのは早計だ。むしろ「高齢ドライバー・事故・ペダル踏み間違い」といったキーワードが耳目を集めるため、そうした報道が増えているという見方もできる。

75歳を超えるとペダル踏み間違いが増える

 それはさておき、アクセルとブレーキのペダルを踏み間違えることによる交通事故は確かに発生しているし、高齢ドライバーになるとそうしたミスが増えるというのも事実であろう。公益財団法人 交通事故総合分析センター(略称:イタルダ)の統計によると、ペダルを踏み間違えるといったミスは24歳以下と65~74歳の同じくらいの割合で、25~54歳ではもっとも低くなり、75歳を超えるとグンと増えることが明らかとなっている。

 その原因として考えられるのは、身も蓋もないが肉体的な衰えだ。現在、日本においてポピュラーかつ正しいとされているのは右足でアクセルとブレーキそれぞれのペダルを踏み込むという運転方法。そのため運転中は右足を踏みかえる動作を繰り返すことになる。足を持ち上げてペダルを踏みかえているケースもあれば、かかとを床につけて足首をひねるようにして踏みかえている人もいるだろう。

 いずれにしても加齢によって膝の動きや足首の柔軟性は徐々に衰えていく。そのため、同じ動作を繰り返しているときに踏みかえたつもりなのに、足が思ったように動いていないということが出てくると考えられる。そうした高齢ドライバーは、周囲の状況から急かされるなどして焦れば焦るほどミスを起こしやすい。

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最終更新:6/17(月) 11:40
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