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【伝説のランボルギーニ09】ウルスには常識破りのスーパーSUVを作るという気概があふれている

6/17(月) 18:30配信

Webモーターマガジン

究極の運動性能を再定義するモデル

スーパーカーブランドのランボルギーニがなぜSUVを開発することになったのか。ウルスに乗ると、ランボルギーニらしさ、フェラーリとの違いが見えてくる。

【写真】ウルスのインパネ&エンジンとLM002を見る

「ウルス」はアヴァンタドール、ウラカンに続く、ランボルギーニ「第3のモデル」として登場している。そのプロトタイプが初めて公開されたのは実は2012年4月のこと。時流に乗ったものではなく、早くからこうしたSUVコンセプトを暖めていたことになる。

ランボルギーニは苦しい時代を過ごした後、2003年にV10エンジンを搭載したベビー ランボルギーニ「ガヤルド」を投入して大成功を収めたが、その成功をさらに加速させるための「第3のモデル」の開発は、2000年代前半からすでに始まっていた。そのひとつが2008年のパリサロンで公開された4ドアスポーツのコンセプト「エストーケ」であり、もうひとつがこの「ウルス」だった。

ランボルギーニにとって、SUVを開発するのは初めてではなかった。米軍に提案した軍用車のプロトタイプ「LM001 チーター」をもとに、市販用高性能SUV「LM002」を開発し300台以上を生産した実績があった。つまり、ランボルギーニはSUVのニューカマーではなく、むしろプレミアムなスーパーSUVのパイオニアと言える存在だった。

そこで「第3のモデル」として、スーパーSUVのコンセプトが選ばれた。ウルスはフォルクスワーゲングループのアーキテクチャを使っているが、スーパーカーブランドらしい、究極の運動性能を再定義するモデルとして開発されている。

フロントに搭載される4L V8ツインターボエンジンがそのスペックにおいてポルシェやベントレー、アウディを凌いでいるというのはその典型例。ただの高性能なSUVではなく、スーパーカーの新しい形ということ。3.6秒という0→100km/h加速や305km/hという最高速にもランボルギーニのプライドが表れているといるとも言えるだろう。

ミティア・ボルケルトによるデザインは、他のどのSUVとも共通性がなく、LM002から継承したデザインエッセンスを残すことを重視したというボディラインは奇抜でダイナミックだ。

また、メカニズム的にも、アルミニウムを積極的に使用したアダプティブ エアサスペンションやトルセンデフを使ったフルタイム4WD、電子制御アクティブロールスタビライゼーション、タンブーロと呼ばれるドライブモードセレクターなどによる走りはまさに「刺激的」だ。

時代の流れに簡単には迎合しない独自の思想は、創立初期から続くものであり、現行モデルのアヴァンタドールやウラカンでもそれは感じられる。それがあってこそのランボルギーニであり、それらの最新作はまさに時代の先を行くものだ。

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最終更新:6/17(月) 18:30
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