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WRC第8戦ラリー・イタリア、勝負は下駄を履くまでわからない。ヒュンダイのソルドが笑い、トヨタのタナックは涙!

6/17(月) 20:02配信

Webモーターマガジン

最終パワーステージでまさかのパワステトラブル

2019年6月13~16日、 WRC(世界ラリー選手権)第8戦ラリー・イタリア・サルディーニャがサルディーニャ島北部のアルゲーロをベースに開催され、ヒュンダイのダニ・ソルドが優勝した。2位にはMスポーツ・フォードのテーム・スニネン、3位にはヒュンダイのアンドレアス・ミケルセンが入った。最終パワーステージまでトップに立っていたトヨタのオイット・タナックは5位。

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前戦ラリー・ポルトガル以上に高温でラフな路面コンディションとなったラリー・イタリア・サルディーニャは波乱の連続となった。

最初の波乱は初日SS5で起こった。後方スタート順(選手権ランキング下位)のドライバーが優位の金曜日、最初の4ステージを終えて下位に沈んでたランキング首位のセバスチャン・オジエ(シトロエン)がSS5のスタート直後に左フロントタイヤをイン側の岩にヒットさせ、フロントサスペンションを壊してストップ、デイリタイアとなる。

続くSS6では、選手権ランキング3番手のティエリー・ヌーヴィル(ヒュンダイ)がペースノートのミスリードからコースアウトを喫して大きくタイムロス。さらにはスタート順も利して首位に立っていたヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ)がヘアピンで転倒を喫してこちらも優勝争いから脱落。ヌーヴィルはSS8でもコースオフ、ラトバラもSS9で再びパワステのトラブルからコースオフしてデイリタイアとなる。

荒れに荒れたこの日を首位で終えたのはヒュンダイのソルド。2番手にMスポーツ・フォードのスニネンがつけ、3番手が選手権ランキング2番手のオィット・タナック(トヨタ)というオーダーとなった。

3強ドライバーのうちオジエとヌービルが優勝争いから脱落し、ただひとり生き残ったタナックはこれで楽になった。上位スタートのハンデから解放された土曜日、タナックは自身とヤリスWRCのポテンシャルを思う存分に発揮。この日の6ステージすべてで圧倒的なベストタイムをマークし、11秒2あった首位ソルドとの差をあっさり削り取って逆転したばかりか、25秒9差をつけて夕方のサービスに帰還。最終日のステージ距離は短いため、「これで勝負あり」と誰もが思った。

しかしその差を26秒7にまで広げて迎えた最終日最終パワーステージで、ヤリスにまさかのトラブルが発生する。金曜日にラトバラが見舞われたものと同じパワステのトラブルでヘアピンでスタックしたタナックは、その後もペースが上がらず、大きくタイムを落として5位まで陥落。土壇場でシーズン3連勝を逃してしまった。

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最終更新:6/17(月) 20:02
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