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「日本らしさ」を楽しむラグビーW杯:チケットデザイン発表

6/17(月) 17:13配信

nippon.com

幸脇 啓子

ラグビーW杯日本大会のチケットデザインは、躍動感溢れるプレーを武者絵で描いた3パターン。「今まで見たことのない」会心のデザインは、どのように生まれたのか――。

2019年9月20日に開幕する、ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会のチケットが発表された。
デザインは、青、紫、赤をベースにした3種類。タックルをハンドオフでかわすシーンなど、躍動感あふれるプレーを、浮世絵の一種「武者絵」の手法で描いている。

「2019年大会は日本だけでなくアジア初のラグビーW杯であり、大会キャッチコピーも『4年に一度じゃない。一生に一度だ』です。このコピーにふさわしいチケットを作りたいと考えました」

ラグビーワールドカップ2019組織委員会チケッティング部の三好美紀子部長は、そう振り返る。

テーマを検討する過程で、過去のラグビーW杯のチケットはもちろん、サッカーのW杯やオリンピックなど、国際的なスポーツイベントのチケットデザインも調べ、参考にした。

例えば前回イングランド大会のチケットは、ジョニー・ウィルキンソンなどラグビー界のレジェンドの写真をモチーフにしている。品がいい一方で、肖像権をクリアするのには苦労したという。多くのチケットを知るほど、これまで見たことのないものを作りたいという気持ちが強くなったと三好部長は言う。

チケットのデザインにこだわる理由が、実はもう一つあった。
「以前、トップリーグの試合のもぎりで、『チケットがちぎれてしまった』とクレームを受けたことがあったんです」

聞いてみると、その男性はこれまで観戦した全ての試合のチケットを大切に保存しているという。彼にとっては、チケットショップで発券された“普通の”チケットも、1枚1枚が大切な宝物だったのだ。

「その時初めて、チケットをこれほど大切な思い出にされている方がいらっしゃると知りました。ましてや今回はW杯です。ぜひ記念に残しておきたくなるチケットを、と力が入りました」

そして2018年の夏、デザイナーも加わって本格的にチケットの制作がスタートした。三好部長がまずリクエストしたのが、「日本らしさ」だった。
「“一生もの”になるような、伝統と革新が感じられるユニークなデザインをお願いしました」

日本らしいチケットを――。
その願いは三好部長だけでなく、スタッフの総意でもあった。

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最終更新:6/17(月) 17:22
nippon.com

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