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《札幌2歳児衰弱死》SOSを無視し、子どもを見殺しにした児相の大罪

6/17(月) 21:00配信

週刊女性PRIME

「同じ年ごろの子どもを持つ母親として、なぜ死なせたんだと。子どもさんがかわいそう。私は周りから助けられたから、なんとかやってこれたんですけど、それができなかったんでしょうね。でも、死なせるくらいなら、私が引き取りたかった」

【写真】莉菜容疑者のSNSの書き込みと、タトゥーだらけの藤原一弥容疑者ほか

 幼子を抱いたまま献花に訪れた30代の母親は涙を浮かべながら手を合わせた。

日常的な虐待の痕

 6月5日の午前5時ごろ、札幌市に住む飲食店従業員でシングルマザーの池田莉菜容疑者(21)が自宅マンションから、

「子どもの様子がおかしい」

 と119番通報。救急車が到着したときには、同容疑者は長女の詩梨ちゃん(当時2)に心臓マッサージを施していた。交際相手で飲食店経営の藤原一弥容疑者(24)も部屋の中にいた。だが、詩梨ちゃんはすでに心肺停止の状態で、搬送先の病院で午前5時40分に死亡が確認された。

 詩梨ちゃんの直接の死因は、衰弱死だった。身体はやせ細り、体重は2歳児の平均の半分しかない、わずか6キロだった。食事を十分に与えないネグレクトが疑われている。

 さらに、頭部や顔面などにケガがあり、タバコによるヤケド痕も見つかった。日常的に虐待があったとみられる。

「容疑者方において、被害者に暴力を加えていたとして、5日午後11時43分、藤原一弥容疑者を傷害の疑いで緊急逮捕。次いで6日午前7時25分、池田莉菜容疑者を通常逮捕しました」(北海道警察本部)

 詩梨ちゃんに関するSOSはこれまでに3回、発せられていた。1回目は、昨年の9月28日。当時、莉菜容疑者は同市東区のアパートに居住し、生活保護を受給していたが、

「託児所に子どもを預けっぱなしで育児放棄が疑われる」

 と住民から札幌市児童相談所(以下、児相)に通告が届いている。このとき児相はすぐさま対応し、自宅で面会したが、詩梨ちゃんにあざや傷がないことを確認。虐待はなく、育児放棄もなしと判断していた。

 2回目は、今年4月5日だった。その1~2か月ほど前、莉菜容疑者は、

「もうすぐ結婚するので、生活保護はなくしてください」

 と同市東区役所に連絡して、同市中央区の2LDKの新しいマンションに引っ越している。新婚生活を送るはずの新居で、事件現場にもなったマンションである。

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最終更新:6/17(月) 21:00
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