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元阪神・亀山つとむ氏が福島・いわきで「夢」応援 小中学生に「失敗のすすめ」

6/17(月) 17:24配信

THE ANSWER

子供たちに「教える」のではなく「伝える」ことを意識

 成果発表に続いて、守備のクリニックを開講。ここでは捕球したボールを自分の右側に投げるための練習を行い、捕球後に右足を後ろに引いて体勢を整えるパターンと、捕球後に反時計回りに身体を回転させて体勢を整えるパターンを伝授した。これまでは捕球した位置から前方に向かって送球してきたが、今回は捕球位置からほぼ真横か後方に向かってサイドから投げる練習で、難易度は数段アップ。亀山氏は「右足をしっかり引くんだぞ」「回転して投げる時は、しっかり先に投げる方向を見るんだぞ」という技術的な指導とともに、悪戦苦闘する子供たちへこんな言葉も送った。

「これは練習なんだから、ボールがあっちこち飛んでもいいんだよ。間違ってもいいからチャレンジしてみよう。失敗しないと上手くはならないよ」

 恥ずかしからず生き生きとした表情で白球を追いかける子供たちのプレーは、回数を繰り返すごとに進歩。初めはおぼつかなかった高度な捕球と送球のテクニックも、ものの30分ほどでスムーズな動きとして身につけてしまった。

 亀山氏は子供たちを指導する時に「教える」のではなく「伝える」ことを意識するという。「ただ一方的に教えるのではなく、全員に声を掛けながら、言ったことを理解しているのかを確認するように意識しています」。子供たちの目線に合わせた確認作業を行うことで、教える側の独りよがりに終わらず、また野球上達のポイントを伝える上で新たな発見も生まれる。

 約2時間の成果発表とクリニックの最後には、子供たちが1年前に立てた目標に近づいたか、自己評価を振り返りシートに記入した。閉会式では、一人一人が“亀山先生”の前で1年を振り返り、「バッティングがよくなった」「守備のステップをもっと上手にしたい」などの感想と合わせ、5点満点で自己採点。一番多かったのが「3点」で、中には「2点」という辛口の自己評価も。これには亀山氏も「もっと自分を褒めていいんだぞ」と苦笑いだった。

 受講者には1年間の修了証と合わせて、亀山氏から限定100枚のサイン入りベースボールカードを授与。中学生の江幡海澄くんは「遠隔指導の課題だった足の運びが難しかったけど、家でお父さんと練習しました。今日、亀山先生に教えてもらって、疑問に思っていたことが解決されました」と笑顔を見せた。

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最終更新:8/3(土) 1:44
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