ここから本文です

警官襲った拳銃強奪犯を逮捕、「G20」との関連性解明へ

6/17(月) 12:50配信

ダイヤモンド・オンライン

 今月末に20ヵ国・地域首脳会議(G20サミット)が開催される大阪で16日早朝、警察官が男に刃物で刺され、実弾5発が入った拳銃を奪われた。警察官は意識不明の重体で、男は逃走。大阪府警の石田高久本部長は「拳銃を奪われたことは極めて残念。全力で捜査に当たり、犯人の早期確保に努める」とし、サミットを念頭に「当日まで検挙できない事態は避けたい」と苦渋の表情で語っていた。大阪府警は吹田署に捜査本部を設置し、丸1日が経過した17日早朝、強盗殺人未遂容疑で東京都品川区、元海上自衛官でアルバイトの飯森裕次郎容疑者(33)を逮捕した。(事件ジャーナリスト 戸田一法)

【この記事の画像を見る】

● 直前に不審な男の映像

 大阪府警は午前6時半ごろ、大阪府箕面市の山中で飯森容疑者を発見、身柄を確保した。拳銃を所持していたが実弾は4発しか入っておらず、1発発射された形跡があった。事件発生から数十分後に現場近くで複数の住民が破裂音を聞いており、関連を調べる。

 石田本部長は「府民の皆さまには大変不安を与え申し訳ありませんでした。情報提供などで捜査にご協力いただき、感謝します」とのコメントを発表した。

 飯森容疑者は「私のしたことではない」と容疑を否認。精神障害者保健福祉手帳を持っており「病気がひどくなったせいだ」などと話しているという。捜査本部は動機を調べるとともに、足取りなど全容解明を進める。

 飯森容疑者は高校まで吹田市の事件現場近くに住んでおり、その後は東京の私立大に入学。11日まで東京都大田区のゴルフ練習場でアルバイト清掃員として働いていたが、その後は欠勤していたという。

 事件は16日午前5時40分ごろ、大阪府吹田市千里山の阪急千里線千里山駅前にある吹田署千里山交番で発生。駅員から「警察官が血を流して倒れている」と110番があり、同僚が駆け付けたところ、同署地域課の古瀬鈴之佑巡査(26)が防刃チョッキの左脇から胸に包丁が刺さった状態で発見された。傷は7ヵ所あり、肺を貫通して心臓まで到達する傷もあった。

1/3ページ

最終更新:6/17(月) 13:20
ダイヤモンド・オンライン

記事提供社からのご案内(外部サイト)

週刊ダイヤモンド

ダイヤモンド社

2019年7月20日号
発売日7月13日

定価710円(税込み)

特集 三菱・三井・住友
財閥グループの真実
特集2 「MMT」の真実
特集3 スルガ銀行 創業家との決別

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事