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「未婚男性」は未婚女性より340万人超多い現実

6/17(月) 5:40配信

東洋経済オンライン

 どう頑張っても、結婚できない男性が300万人もいます。

 実は、未婚男性と未婚女性の人口差は、全年齢合計で約340万人もあります。20~50代に限定しても約300万人、未婚男性が多いのです(2015年「国勢調査」)。

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 つまり、日本全国の未婚女性がすべて結婚したとしても300万人の未婚男性には相手がいないということです。もっとも、未婚女性全員が結婚するわけではありませんから、実際にはもっと多くの男性が余るという計算になります。これが、「男余り現象」というものです。

■75歳以上で男女逆転する

 各年代別の男余り数は以下のとおりです。

 15歳から74歳まで、すべて未婚男性人口のほうが多いことがわかります。75歳以上で男女逆転しますが、それは悲しいかな、未婚男性が生涯未婚のまま寿命が尽きてしまったからです。

こちらの記事(『茨城県が1位! 「ニッポン男余り現象」の正体』)で、都道府県別の男余り率ランキングも発表しています。なお、このデータは独身研究家として私が独自に算出したものですが、日本テレビ「月曜から夜ふかし」などをはじめとしてさまざまなメディアで紹介されました。

 どうして未婚男性のほうが多くなってしまうのでしょうか? 

 これは、出生時男女比によります。明治時代からの統計を見ても、ほぼ出生時男女比は1.05で、男児のほうが多く産まれます。1年間5%ずつ男が多く産まれ、それが40~50年継続すれば、それくらいの差分となって表れます。

 しかし、かつての明治以前の時代は、男児の乳幼児死亡率も高く、結果として男女比はほぼ同数に落ち着いていたと言えます。医療の発達によって乳幼児死亡率が下がれば、当然「男余り」という状態に陥るわけです。

 国勢調査がスタートした1920(大正9)年からの「男余り」の長期推移を年代別に見てみましょう。

 男余りの数が減少しているのが、第2次世界大戦周辺のみであるということも悲しい事実です。

■長期推移で注目は1990年代以降

 この長期推移で注目すべきは、1990年代以降の推移です。300万人を超える「男余り現象」は1990年代から始まっています。そして、20~30代の男余り数が激減し、代わって40~50代の男余りが激増しており、2015年には40~50代の男余り数が20~30代を逆転しています。

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最終更新:6/17(月) 5:40
東洋経済オンライン

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