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武蔵小杉は大混雑、横須賀線の増発はできる?

6/17(月) 5:20配信

東洋経済オンライン

 朝ラッシュ時のJR武蔵小杉駅3・4番線ホームは、都心に向かう利用者であふれている。4番線の上り列車を待つ行列の一番後ろは3番線の黄色い線まで達している。やがて4番線に15両編成の湘南新宿ラインが滑り込むと、細長いホームに立つ大勢の客が次々と列車に吸い込まれる。

【写真】横須賀線の武蔵小杉駅は2010年開業。手前を東海道新幹線が通っている

 続いて4番線にやってきたのは、11両編成の横須賀線。1編成当たりの車両数が少ないせいか、それぞれのドアから湘南新宿ラインよりもさらに多くの客が乗り込もうとしている。車内に入れずドアにしがみついている客のすき間を縫って車内に割って入る客もいるが、乗車をあきらめる客も少なくない。

 武蔵小杉駅で列車に乗ってからも大変だ。2017年度における横須賀線・武蔵小杉―西大井間の混雑率は196%。首都圏ワースト3位である。

■急速に発展した武蔵小杉

 住みたい街ランキングで上位にランクインする武蔵小杉。しかしその人気ゆえに、通勤時の問題点は少なくない。

 武蔵小杉駅がある川崎市中原区の人口は26万1296人(6月1日時点)。1999年の人口は19万5865人だったので、20年で6万人以上増えたことになる。その理由の一つが武蔵小杉の発展であることは、駅周辺に林立するタワーマンションを見れば一目瞭然だ。

 当然ながら鉄道利用者も増えた。東急・武蔵小杉駅の1日平均乗車人員は1999年度の7万9281人から2017年度には11万2325人へと約4割増となった。そして、JR武蔵小杉駅の1日平均乗車人員は同期間内に6万4165人から12万9637人へと2倍以上に増えた。今や武蔵小杉の乗車人員は目黒、錦糸町、神田といったJRの都心の主要駅を上回る。

 JR武蔵小杉駅の乗車人員の伸びが東急を大きく上回る理由の一つは、2010年に横須賀線と湘南新宿ラインの停車駅となったことだ。川崎市が建設費を負担することでJR東日本に「新駅」の設置を求め、2005年に合意に至った。

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最終更新:6/17(月) 5:20
東洋経済オンライン

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