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フレグランス界のアカデミー賞、今年度は「トム フォード」が殿堂入り

6/17(月) 12:00配信

WWD JAPAN.com

米ニューヨークのリンカーン・センター(Lincoln Center)で6月5日、アメリカ・フレグランス財団(Fragrance Foundation)が主催する「フレグランス・ファウンデーション・アワード(2013年にFiFi賞から名称変更)2019」の授賞式が開催された。今回はリンダ・レヴィ(Linda Levy)が17年に同財団の会長に就任してから2回目の授賞式となる。会場には美容関連企業の重役や調香師、モデル、インフルエンサーら900人あまりがつめかけた。同アワードは1973年に創設され、毎年6月に授賞式を開催している。フレグランス産業に貢献した人物やその年の最も優れた香水を選んで表彰するもので50年以上の歴史があり、フレグランス界のアカデミー賞とも称され、多くの消費者が関心を寄せるとともに世界の香水マーケットに影響を及ぼすアワードともいわれる。

【画像】フレグランス界のアカデミー賞、今年度は「トム フォード」が殿堂入り

今年度は「トム フォード(TOM FORD)」がフレグランス財団殿堂入りを果たし、ゲームチェンジャー賞に「ネストフレグランス(NEST FRAGRANCE)」設立者のローラ・スラトキン(Laura Slatkin)、ライフタイムアチーブメント賞(特別功労賞)に調香師のドミニク・ロピオン(Dominique Ropion)が選出された。トム・フォードは、「香りは気分や体験をも変えうるもので、極めてシンプルに人生を豊かにしてくれる。私の人生における喜びの多くが香りから生まれたもので、嫌いな花などに出合ったことがない」と語った。

「トム フォード」のほか、複数受賞した「シャネル(CHANEL)」「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」にとって喜ばしい夜となった一方で、フレグランス財団委員長のジェリー・ヴィットリア(Jerry Vittoria)は、米国でフレグランスの売り上げが減少していることについて言及し警鐘を鳴らした。「われわれは岐路に立っている。米国の多くの消費者が、情報の氾濫によって日に日に混乱を増しており、一部の人はフレグランスが危険なものであると思い込まされている。われわれは製品の安全性を伝え続けなければならない。自然原料も合成原料も含めて、モダン・フレグランスの全ての成分がサステイナブルなものであることを示すことでそれが可能になる。このことはわれわれのビジネスの持続的な成長のために基盤となるもので、今晩表彰されたあらゆる賞と同様に大切なものだ」と話した。

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最終更新:7/1(月) 11:38
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