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老後資金の不足分をどう補うか 30~60代の年代別「年金攻略術」

6/18(火) 16:00配信

マネーポストWEB

 妻がパートで働いた場合、たとえば50才から月10万円のパートを始めて、まるまる貯金すれば10年で1200万円も貯金できる。老後資金作りにはぴったりだ。

 パート先によっては、厚生年金に加入できる場合もある。社会保険労務士の中山大輔さんが話す。

「2016年からパート主婦の厚生年金の加入が適用になりました。賃金が月8.8万円以上、従業員が501人以上の企業などの条件はありますが、会社が年金保険料を半分払ってくれるのはお得です」

 だが、パート主婦には、夫の扶養内で働きたい人も多い。厚生年金に加入するのと実際はどちらが得か。

 たとえば、50才から月給10万円で10年間働いた場合、厚生年金に加入すると、月約9000円の保険料で年金受給額は月額約7万円。一方、厚生年金に加入せず、扶養のまま同条件で働いた場合、保険料はゼロだが、国民年金受給額は約6.5万円だ(図参照)。

 厚生年金に加入した場合、支払った10年分の年金保険料の元が取れるのは約82才。受給額が約5000円しか変わらないことを考えると、扶養内で働き続けた方がメリットは大きそうだ。

 ただ、厚生年金に加入すれば、健康保険にも加入することになり、万が一の時も、1年半の間、一定の給料が受け取れる「傷病手当金」の対象になるなどのメリットもある。

 60代は、「いつ受給開始するか」が悩ましい。現在、年金は原則65才から受給開始できるが、希望すれば60才から受給を早める「繰り上げ」と、70才まで受給を遅らせる「繰り下げ」が選べるからだ。

「老後資産を減らさないためには、基本的には65才の受給開始を基本にしましょう。繰り上げは早くもらえる代わりに、60才から受け取った場合、年金が3割も減ります。女性は男性に比べ寿命が長く、長生きするほど損します。

 一方繰り下げは、遅く受け取る分、70才で受け取った場合、約4割も年金が増えます。しかし、高齢になるほど病気や死亡するリスクも高まるため、あまりおすすめしません」(北村さん)

※女性セブン2019年6月27日号

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最終更新:6/18(火) 16:00
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