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交流戦最下位と苦しむセの首位・広島はどうなってしまったのか?

6/18(火) 11:03配信

週刊ベースボールONLINE

先発ローテの3、4番手がKO

 セ・リーグを頭一つ抜け出した形で、「日本生命セ・パ交流戦」を迎えた広島が、6月17日まで4カードを消化(1試合は雨のため延期)した時点で3勝7敗1分け、交流戦最下位と苦しんでいる。この時点でセ・リーグの首位は保っているが、2位・巨人には0.5ゲーム差まで差を詰められてきた。

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 5月は月間成績20勝4敗1分け、交流戦に入る前まではセ・リーグのチームを相手に9カード連続勝ち越しと突っ走ってきた広島だけに、「いったいどうなっちゃったの?」と思うファンの方も多かろう。見ていると、5月に調子よく走っただけに、投打ともにそろって調子の波がやや下降線をたどる時期が来て、そこに交流戦という、リズムの変わるきっかけもあり、さらに最初に昨年の優勝チームの西武や、昨年日本一のソフトバンクといった、パ・リーグの中でも力のあるチームと対戦することになる、という状況も重なって、調子を崩してしまった、という感がある。交流戦に入る前のこのコラムで、「立ち上がりの6試合がカギ」と書いたが、そこが2勝4敗。ちょっと危惧していた面が出て、立て直すのに時間がかかってしまっている感じだ。

 交流戦に入るところでは、「投手陣は2018年のようにガタガタと行ってしまうことはないだろう」と予想したが、そうはいかなかった。野村祐輔が6月11日の日本ハム戦(札幌ドーム)で1回5失点、プロ入り以来最短でKOされファームでの再調整となり、ここまで安定した投球を見せていた床田寛樹が14日の楽天戦(楽天生命パーク)で2回途中までに5ホーマーを喫してこれもKOと、先発ローテーションの3、4番手が崩れては、なかなか勝ち越しは難しかった。床田はトミー・ジョン手術から復活してきただけに、シーズンを通して投げた経験がない。今後、どう立て直してくるかは、広島の4連覇への大きなカギになってくるだろう。次の先発機会に注目したい。

 ただ、今季の広島は、佐々岡真司投手コーチが「先発10人構想」を打ち出しており、ファームにも「先発枠に空きが出ればすぐ埋められる」ということを前提に調整している投手は多い。幸い、大瀬良大地、ジョンソンの左右の両輪はしっかりしているし、リリーフ投手のほうは、本来の抑えの中崎翔太はやや調子が出ていないが、好調なレグナルト、中村恭平の両左腕を勝ちパターンに組み込み、一岡竜司、フランスアで形が作れている。先発陣さえチーム全体でやりくりする形が見えれば、この崩れはカバーできる可能性はある。

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最終更新:6/18(火) 14:12
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